ゼンハイザーE945マイク サンプル塗装完成

 先日紹介しておりましたゼンハイザーE935マイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

タイトルと上の画像ではE945となりますが、今回E935とそれぞれ一本ずつ用意し、ただデカールの貼り付け作業が予想以上に難しかった為に急遽E935のみとしました。E945の方は違うタイプのデカール用紙を使って後日チャレンジをしたいと思います。

今回は当店で紹介する物としては初のフルカラー印刷を行った全面デカール仕様で、これにあたってはProject.C.K.さんのご協力の下、上記のようなイラストを作製して頂きました。マイク全体を覆うようなデザインがとても素敵です。

最初の画像から左に90度回転させました。

そこから180度回転させました。

そしてこちらがデカールが合わさる裏側となります。段差は言われてもまず判らないと思います。この辺がシールとの違いですね。

とにかくこのウェスト部分が難しく、三次曲面にデカールが馴染み切らないので、幾つか残ってしまった皺を、クリアー塗装→完全硬化→研磨といった作業を3回繰り返して平滑に仕上げています。

ただし塗装だけではまず無理なデザインが出来ているのはとても魅力です。

ちなみに今回のような全面フルカラーデカール塗装を仕事でお受付出来るようになったとしても、納期の問題や、費用もカーボンフレームの自転車が買えるくらいの額になってしまうかと思いますので、その辺りも今後の課題だと思います。

自然光でも撮影しました。

マイク本体とグリルとの継ぎ目は上手く出来ました。ここが0.1mmでもズレたら全てが台無しですからね。

いつものように各画像はサイズの縮小以外は未加工となります(編集加工はせず撮影したそのままとなります)。

マイク下側にも回り込むようにイラストを入れています。

こちらのネジ穴がある裏側がデカールの継ぎ目=合わせ面ですね。

デカールが厚かったのでその段さを平滑にするのも大変でしたが、それは出来ない事では無いので問題では無く、

とにかく3次時曲面へのデカール施工が本当に大変でした…(二度言ってますがこれが本当に大変でして…)。

ただ塗装だけでは到底出来ないデザインなので、

今後はさらにブラッシュアップして仕事としても請けれるようにしたいと思います。

この度は良い機会を頂きまして誠にありがとう御座いました。尚、11月15日~16日に出展するデザフェスVol.62ではこちらを展示し、実物を見て頂く事も可能にしようと思います。その際塗装に関する質問もありましたら是非お気軽にどうぞ!

ルノー純正シャークアンテナ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたルノー純正部品のシャークアンテナ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な新品塗装済みだった物に、

見本に合わせて調色作業を行ない、

ルノー純正色の「ジョンシリウス」(カラーコード:J37)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

塗膜構成としては、カラーベース→パールベース→トップコート(クリアー)の3層パールカラーとなります。

ベースコートの膜厚が大きくなると多少なり艶が引けた感じになる為、

完全硬化後には磨き処理も行っています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ランエボヘッドカバー塗装 完成

先日下塗りを行っていたランサーエボリューション純正のマグネシウムヘッドカバー、フェラーリロッソコルサ(カラーコード:300)で完成です。

最初の状態も紹介します。

元々は2コートのキャンディーレッドで塗られた新品状態で、

予め凸部を研磨してマグネシウム素地を露出させ、

一旦全体に腐食防止の為のエポキシプライマーサフェーサーを塗布し、

フェラーリロッソコルサで本塗り(下塗り)を行いました。

その後凸部を研磨してマグネシウム素地を光らせ、

部分的に足付け処理→クリアーを塗りました。所謂「プレスライン暈し」ですね。

こちらのMgマーク(マグネシウムマーク)は研磨後に筆でクリアーを塗っています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらはいつもブレンボキャリパー塗装の御依頼を頂いているショップさんで、無事納品も完了しております。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとう御座いました!

ポルシェシフトノブボタン部塗装 完成

先日本塗りを終えていたポルシェケイマンGT4RS純正のシフトノブとそのボタンです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再度足付け処理→クリアー塗装のみを行っておきました。

またオーナー様が分解の際に折ってしまっていた爪の部分は、構造用エポキシ接着剤を使って修理しておきました。素材はPPかPAと思われ、足付け処理とプライマーも塗ってかなりガッチリ接着&爪の動きも阻害しないように出来ているかと思いますのでご安心くださいませ。

そして塗装したカバーパネルを所定の位置に貼り付けたら完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの状態で、今回ボタンのカバーパネルを黒で塗り潰し、

既存と同じデザインにしつつ、

文字を既存のイエローから、ポルシェ純正色のラバオレンジ(M2A)に似せた色で塗装を施しました。尚、フリーの状態だとボタンが奥の方に下がってしまうので、手前に出てくるよう棒を差し込んで仮固定しています。

尚、オレンジの文字は塗装では無くデカールを作製して対応しています。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

一度目の本塗りではクリスタルクリアーに、その後デカールの段差を研磨して2回目に行ったトップ同社スタンドックスのVOCエクストリームプラスを使用しています。

今回難しかったのは黒字にオレンジのデカールを貼る事で、これが白の上であればそんなに難しくはないのですが、オレンジ単体では隠蔽力が弱く下地の黒が透けてしまう為、最初に白(特色ホワイト)を印刷し、さらにその上にオレンジ=マゼンタ+イエロー2回(+艶出し1回)の合計4回(5回)の重ね刷りを行っています。そうなると各層で微妙なズレが生じてしまいますから、良質な仕上がりの物を選べるようにと数十個分のデカールを印刷し、その中から一番良く出来た物を選んで使うという事で対応しました。

今回は単に文字の色を変えるというご依頼ですが、これを量産では無く「一個だけ」でやるのは中々手間が掛かる(費用が大きくなる)のが判るかと思います(結構簡単に出来ると思っている方が多いようで、お問い合わせは多いのですが今回のようにご依頼にまで至るのは極稀なのです)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度の御依頼、誠にありがとう御座いました!

ドゥカティバイクバックミラー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたドゥカティ用のバックミラー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装でザラザラとした梨地状態だった物を、

「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を整え、

見本を参考に調色作業を行ない、

塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

小さい方のパーツは干渉面に着いた塗膜を除去し、艶消し黒を塗って見た目を良くしています。

装着するとこのような感じになります。左端は見本としてお預かりしたミラーです。

こちらの画像では左端が見本で、右の二個が今回塗った物となります。

こちらは右端が見本で、左の二個が今回塗った物となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!