先日素地調整を行いサフェーサーを塗布しておいたスバルフォレスターの内装部品12点です。
ガイドコートを塗り(後の場合もあります)、固定していたボール紙棒から外しました。
恒温機に入れて60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます(実際は40分後も入れっぱなしにしてファンは回しているので、この後さらに2時間以上は50℃以上の熱をキープし続けます)。
サフェ研ぎは最初は空研ぎで行う場合もありますが、今回は全て水研ぎのみで行っています(ケースバイケースですが、今回は埃を出したく無いと言う気分的な感じで)。
樹脂素材、特にオレフィン系のポリプロピレンは成型時の型崩れが強く、表面が凸凹していたりします。裏に太い骨がある個所が顕著に低くなっているので、恐らく成型後に熱が冷める過程で樹脂の体積が縮小していると思われます。
なので最初は固い当て板と#320~#400程のペーパーでライン出しを行い、
その後#600~#800で細かいラインの修正と深いペーパー目の目消しを行います。画像の溝はヘラが入らないので薄いブリキ板(鉄板)を使って研いでいます。
入り組んだ個所もいきなり手研ぎでは無く、ヘラなどを使って肌を落とし平滑なラインを整えてから目消しを行います。
左が作業前で、右が研ぎ終わった状態です。ガイドコート(黒い点々)を塗っておくと研ぎ作業の一つの目安になります。
この後水を切ったら埃が被さらない場所に保管し、本塗りのタイミングが来たら再びボール紙棒に固定して直ぐに台にセット出来るようにしておきます。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!