先にグリーン色に下塗りをしておいた外枠の続きとなります。
今回一番サイズの大きい左右のサイドパネルです。穴の開いた方は透明なアクリル(もしくはポリカーボネート)の板が装着されます。
既存の塗膜はザラザラとした梨地で、そのまま塗っても艶のある仕上りにはなりませんから、予め全体をペーパーで研磨しておきます。
まずは表側にプライマー、ウレタンサフェーサーを塗布します。反対の穴あきの方も同様に行い、一旦熱を掛けて塗膜を硬化させます。
こちらは同じウレタン系でもウェットオンウェット用のノンサンディングシーラー(プライマーサフェーサー)を塗布しました。
サフェーサーが半生の状態でベースコートの黒、続けてクリアーを塗布します。
反対側も同様にノンサンディングタイプのサフェーサーを塗布し、
黒→クリアーを塗布します。ここで再び熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。
裏側はコストを優先して【お任せ仕上げコース】で、目立つ表側は仕上り重視の【標準コース】で承っています。
また今回使用するクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っています。
そしてこちらは先程のサイドパネルの下側に着くロアグリルです。普通のPCケースには着いていませんが、メンテナンス性を良くする為に上部が開放するスイングアウトドアとなっています。
やはり既存の塗膜はザラザラとしているのでペーパーで研磨します。
その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、再度全体を研磨して足付け処理を行いました。
当初の予定では目立つ表面だけを「二度塗り」で艶のある仕上りにするつもりでしたが、画像のように開閉させて塗れるようにセッティング出来たので裏も一緒に塗る事にしました。
本来であればプライマーとは別に2液ウレタンサフェーサーを塗りたいところですが、今回の部品数で全てそれを行うとかなりのコスト高になってしまう為、艶が必要な個所については「二度塗り」で対応するようにしています(ただしメインとなる両サイドパネルのみは基本通りサフェ塗装~研磨としています)。