BMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーに結晶塗装の黒を施し、フィンを切削研磨してアルミ地を光らせました。
フィンの上部は丸まって、そのまま塗られている状態となります。
頂いた画像を参考にフィン部を研磨します。この時点では#120の粗研ぎとなります。
腐食(酸化)を遅らせられるよう、クリアーを塗っておきます。この後60℃40分程の熱を掛けてさらに数日寝かします。
こちらのページでその他の完成画像も紹介しております。
BMW Motorrad R nineTのシリンダーヘッドカバーに結晶塗装の黒を施し、フィンを切削研磨してアルミ地を光らせました。
フィンの上部は丸まって、そのまま塗られている状態となります。
頂いた画像を参考にフィン部を研磨します。この時点では#120の粗研ぎとなります。
腐食(酸化)を遅らせられるよう、クリアーを塗っておきます。この後60℃40分程の熱を掛けてさらに数日寝かします。
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キャリパー本体の色替えと、ロゴをbremboからFerrariへの変更でご依頼を承りました。
新品時の塗装は経年で剥がれてしまう為、その上から色を塗り重ねる事は避けるべき事となり、再塗装の際にはサンドブラストを行って旧塗膜を剥離してから行います。
サンドブラストやオーバーホールについては専門の方への委託で、詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。
その後全体の研磨~脱脂洗浄を行い、ブースにセットして本塗り準備完了です。
続けて膜厚を着けたくない箇所(クリアーを塗りたくない箇所)に、ベースコートの黒を塗布します。キャリパー固定ピンを挿し込む穴や、車体へのボルト固定部、ガスケット当たり面等です。
色はフェラーリ純正色の「AZZURRO DINO」(カラーコード:20-A-349)でご指定を頂きました。比較的古い色なのでベースコート用の配合データが存在しなく(STANDOX 2Kエナメル用のみ)、スタンドックスのユーザーサポートに問い合わせて配合データを送って頂きました。
フェラーリのロゴを黒で塗装しました。ここまでがベースコートとなります。
黒く塗ってマスキングをしておいた箇所は、二回目のクリアーを塗った直後に剥がしてフチを馴染ませます。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
その他の完成画像はこちらの記事に、またそこから遡って頂ければより詳しい作業内容をご覧頂けます。
ブレンボキャリパーを青く塗るのは珍しいと思っていましたが、なるほど赤いボディにこの青はよく目立ちます。
「ボディーカラーとの相性も良くかなり気に入っています。この色にして本当に良かったです。」とのお言葉を頂戴しました。
この度のご依頼、誠に有難うございました!
トヨタ2000GTの純正エアークリーナーボックスに、半艶黒の塗装を施しました。
貼ってあったシールが劣化して塗膜と一体化してしまっていた物を、
60℃40分程の熱を掛けて完全硬化後、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗って#600→#800で研摩してラインを整えました。
作業前にはアルカリ洗浄にて裏側に染み込んだ油汚れを除去し、ベースコートの黒を塗ってあります。
ベースコートの黒を塗り、その上に半艶クリアーを塗布しました。塗り方は通常の艶あり仕上げと同様、ウェットコートを2回に別けて塗布しています。
その後時間が経過すると艶が引けて丁度良い半艶具合に仕上がります。
艶あり仕上げのように塗装後の磨き処理が出来ない為、ゴミが付着しないよう気を遣っての塗装となります。
ゴミが目立つのを嫌ってドライコートで塗っていたりするケースも見受けられますが、そうすると傷が付き易く、またツルンとした半艶に仕上がりませんのでNGとなります。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
平面ではむしろ艶消しに近く見える傾向にあるのが判るかと思います。
各画像はサイズの縮小以外は未加工となります(付着したゴミをPhotoshopで消したりはしていません)。
Photoshop Lightroom(画像編集ソフト)は個人的な趣味で使う事があり、それの効果は良く判っていますから(明度・色相・彩度は勿論、質感=艶具合さえ変えられる凄いソフトです)、仕事ではこれを使わないようにしています。
撮影に使っているカメラはNIKON D200で、一眼レフではありますが、五千円程度で買える古い物となります。
ちなみに今回と同じ(ような)物は以前にも塗装していて、その時の画像も紹介します。
この時は「艶あり黒」の塗装でご依頼頂き、形状はとても似ていますがボルト取り付け部などの細部が少し違っています。そもそも手作りみたいな車なので、個体差があるのは十分あり得る事ですね。
素材はいずれも同じくFRP=強化ガラス繊維樹脂製となります。
尚、今回のパーツは以前施工したヘッドカバーと同じ車両に装着される物との事です。
少し小さいですが装着後の画像も頂いたので紹介します。この手前の部分に今回のカバーが装着される感じでしょうか。
先日業者様からご依頼頂いていた三菱ランサーエボリューションの新品マグネシウムヘッドカバーです。
既存の塗装は剥がさずそのままで、全体を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理し、よく脱製清掃を行ったらプライマーを塗布します。
中古のマグネシウム製ヘッドカバーの場合はブラスト専門の会社に委託する等でどうしても費用が高くなってしまいますから、新品が手に入るのであればこの方がトータルでのコストは下げられるかと思います。
まずはマツダソウルレッドプレミアムメタリック(カラーコード:41V)のカラーベースを塗り、
続けて当店規定の透過性の赤=キャンディーレッドを塗布します。こちらはいつもテールランプで使用している色で、少し前にお納めしたスバルWRX S4のインマニと同じ仕様ですね。
クリアーはSTANDOXクリスタルクリアーで、合計2コートを塗布しています。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
今回は塗るだけの内容となりましたが、フィンを全部削り落としたり、 天面を削って光らせたりする事も可能です(ただしマグネシウムは腐食し易いので余りお勧めは出来ません)。
結晶塗装より難しそうに見えますが、今回のように新品で塗装済み品の場合は「足付け処理をしてそのまま塗るだけ」で済みますので、費用はこちらの艶あり仕上げの方が安く済みます(逆に素地の状態が悪い場合には、その粗を目立たなくする特徴がある結晶塗装の方がトータルのコストは抑えられるという訳です)。
こちらの業者様からはいつも同型のヘッドカバーやキャリパー塗装でご贔屓頂いておりまして、参考までに他の案件も紹介させて頂きます。
この時は「鮮やかなライムグリーンで」という事で、当店規定の色相環No.4を採用しました。
>Lancer Evolution Engine Cover
こちらは先ほどのライムグリーンと、見る角度で色が変わる光干渉型のパール=当店規定のHL-150をグラデーションで塗り分けしています。
>Lancer Evolution Engine Cover
こちらのキャリパーもキャンディーレッドですが、下色には純粋なシルバーメタリック(粗目)を使用しているので、今回のヘッドカバーよりも鮮やかな赤となっています(ただし作業時間が増える為に金額が高くなります)。
>Mitsubishi Lancer brembo Cnady Red
キャリパーの塗装に関しては、サーキットでタイムアタックをするような走り方でも全く問題は起きていないとのお墨付きを頂いております。
いつもご贔屓いただき誠に有難うございます!