NISSAN S20ヘッドカバー サフェ研ぎ

 先日プライマー&サフェーサーを塗布していた日産ハコスカ用のS20エンジンヘッドカバーです。フィンの部分はマスキングをしておいたので、それを剥がしてアルミ素地が露出した状態となります。全体にはガイドコートとして黒をパラパラとドライコートで塗ってあります。

 平面を研ぐのは難しいのですが、こういった歪な形状を、しかも見た目以上に粗の多い鋳造製品を研ぐのはかなり大変です。

 下手に手研ぎをすると素地の凸凹がそのまま残ってしまったりするので、最初は硬い当て板と#320~#400のペーパーを使って、平行四辺形を描くような動きでひたすらネチネチと研ぎます。

 また同じ動きをするとそこだけ掘ってしまうので、違う方向から違う動きでサフェを研ぐ必要があります。ちなみに2液のサフェ(特に外資系)は硬いので最初から#600とかでは歯が立ちません(サフェの塗り肌が残ってしまう程です)。

と言う訳で一日掛かりで粗研ぎが概ね完了し、この後は後日目消しの作業となります(と言うか深爪でこれ以上作業が出来ないという・・・)。

作業進行しましたらまた紹介をさせていただきますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!