アルファロメオヘッドカバー サフェ入れ&凸文字修正

 先日素地調整を終えていたアルファロメオGT 2.0 JTS のヘッドカバーです。

この後綺麗なシンナーで洗い流すようにして脱脂洗浄し、リン酸処理を行います(尚、洗い流した後のシンナーは剥離用の浸け置き槽で再利用されます)。

 リン酸処理後は流水で洗浄し、よく水気を乾かしておきます。研磨後は光っていたアルミ素地ですが、リン酸塩被膜が出来て表面がくすんだように黒くなります。

 プラグホールの内側とネジ穴、タイミングベルト側の個所をマスキングし、プライマーを塗布します。

続けてプライマーサフェーサーを塗布します。この後かなり削る事を想定し、ウェットで7コート塗り重ねています。

ちなみに一度にここまで塗り込むとブリスター等の問題が起こるので、コート間のフラッシュオフタイム(乾燥時間)は10分~30分程設け、塗り始めから塗り終わりまで2時間以上掛けて塗っています。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2018/07/10/alfaromeo%E5%87%B8%E6%96%87%E5%AD%97%E9%8B%B3%E9%80%A0%E5%88%B6%E4%BD%9C-%E5%AE%8C%E6%88%90/

そして先日完成させていた「AlfaRomeo」の凸文字ですが、

「R」の一部にちょっと不格好な部分があった為(縦の線が小さい穴二つのところでズレています)、

 細い棒ヤスリを使って修正しました。

まだ少しズレが残りますが、これ以上削ると線が細くなり過ぎてしまうのでこの程度に留めておきます。最初の状態に比べると断然良くなったと思いますのでどうぞご安心下さいませ。

この後はヘッドカバーに熱を入れてサフェーサーを完全硬化させ、全体を研磨したら凸文字を接着、その後隙間を埋める為に一旦下塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!