スバルBRZ 内装パーツ 下地処理

brz4こちらはスバル系車種(インプレッサ・プレオ・そしてBRZ)で色々と御依頼頂いてる部品の一つで、こちらはBRZの助手席前面にある内装パネルですね。穴の開いている方はモニターパネルだと思います。

この二部品は元々は表面がザラザラとした「梨地」で、これを他の部品同様の艶々にする為に表面を平滑に処理します。

先日素地調整~2液ウレタンサフェーサー塗布まで済ませてあるのでこれを平滑に研ぎ出します。画像で黒く煤汚れているのは「ガイドコート」として表面に缶スプレーの黒を吹き付けてあるからです。研ぎ忘れ防止とラインの確認の為にですね。

brz3平面な部分は最初はダブルアクションサンダーで研ぎ出し、その後手研ぎで仕上げていきます。塗装の費用は比較的高額だと思いますが、それでもこういったエアーツールのお陰で安くは済んでいるのです。全て手作業だったら伝統工芸品みたいな金額になってしまいますからね。

brz5一旦は空研ぎで全て研ぎ終わったのですが、どうも良く見るとラインが歪んでいてみっともない状態になっています。まあこれは元々解っていたのでその分厚めにサフェーサーを塗っておいた訳ですから私のミスですね。 という事で改めて#600の耐水ペーパーで水研ぎしてラインを整え、#800→#1000で表面を均します。

空研ぎの利点は水を使わないのとペーパー傷が均一で安定している事ですが、微妙なライン出しはやはり堅い当て板を使って水研ぎをするのが確実ですかね。コストも安いですし(耐水ペーパーの方が安いのです)。