マツダアテンザ フロントグリル足付け処理

atenza19 こちらのオーナー様からは追加のご依頼を承っておりまして、ただ既にお預かりしているグリルについては下地処理を進めておく事にしました。下地処理の内容は先ほど紹介したランエボの内装パネルと同じなので並行して作業を進行致します。

atenza18こういった部品は足付け処理が大変で、指ではとても入らないような隙間も多いですから結構厄介です。これが「サフェ研ぎ」となるとそれはもう研ぎ終わるのに何時間掛かるんだと言う事にまでなるので、今回程度の梨地であればサフェーサーでは無く、肌が荒れずレベリング性が良い上塗り塗料(2Kエナメル)を代わりに利用使用、と言う事です。ただし切削性が悪いのでシャープさには欠けてしまいますからそのデメリットも知っておく必要があります。単に楽が出来るだけならサフェーサーが要らなくなってしまいますからね。梨地の目が粗い場合などは逆効果にもなってしまいますし(どうにもならなくなります・・・)。

上の画像は指が入らない箇所の足付け処理の光景ですが、今まではこういった物理的な方法を用いて来ましたが、最近塗装業界ではこれに替わる技術(工具)が出て来ています。近々私が間借りしているTACさんでその製品のデモンストレーションが行われますので(所謂売込みですが)、実際の所はどうなのか自分の目で見て確認してみたいと思います。

まあどの製品も「初期性能」が良いのは判りますから、問題はその後何年その性能が維持されるかなんですよね。楽しみではありますが過度の期待は控えておきたいと思います。