GRスープラトランクスポイラ 本塗り

先日お預かりしておりましたトヨタGRスープラ純正のトランクスポイラーです。

裏側には両面テープが貼ってあり、今回こちらは残すようにしますので、

台紙に塗料が付着しないようマスキングをしておきます。

「どうせ剥がすからそのまま塗っちゃっても良いのでは?」と思うかも知れませんが(殆どの塗装屋さんはそれが普通ですよね)、両面テープの台紙フィルムはPP=ポリプロピレン製なので塗料が密着せず、直ぐに剥がすのであれば問題無いのですが、梱包~取り付けまでの間にそれらの塗膜がペリペリと剥がれてカスになるのが気持ち悪いのでこうしています。

そして足付け処理です。予想通り黒いABS樹脂に艶消し黒の塗装が施されていました。

意外と忘れがちなフチのもしっかり研磨しておきます。

台に固定する準備を行います。さすがに今回は手で持って塗れないのですが、塗装中の移動(回転)は出来るようにし、また落下防止の処置も行っておきます。

見える(魅せる)スポイラー天面が地面と水平になるように固定しています。

裏側とフチも塗れるよう、スプレーガンを差し込むスペースも大きめに設けています。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。

念のため裏側のフチにプラスチックプライマーを塗布し、まずはベースカラーの白を塗布します。色はトヨタ純正色の「ホワイトメタリック」(カラーコード:D01)で、所謂3コートホワイトパールとなります。

見えない下側は塗り残しをし易いという事もあり、そういった箇所はスポイラーを斜めに傾けた状態で塗るようにしています。

ベースカラーの白が塗り終わったらパールコートと塗布します。

この時点でゴミが付着したら再びそこにカラーベースの白を塗り、再度パールコートをやり直します。

途中何度かの中研ぎを行い、最終コートを行った時点でゴミの付着が無いことを確認したら、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

クリアーを塗る時も斜めに傾けた状態で、

2コート目のクリアーが塗り終わったら地面と水平になるよう元に戻しています。

塗装面を地面とする事で上面の肌=ボンネットやルーフと同じような塗り肌にしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランドクルーザーテールランプ&ミラーウィンカー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたトヨタランドクルーザー用純正テールランプ&USテールの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこちらの純正テールランプ一式をお預かりしておりまして、ただウィンカーのオレンジ部もレッドテール化にされたいとの事で、

その後新たにこちらのトヨタ純正USテールランプも追加でご依頼頂きました。先ほどのテールランプではウィンカー部分がオレンジ色のレンズでしたが、こちらは赤いレンズとなっています。

スモークの濃さにつきましては、以前施工したメルセデスベンツCLSのテールランプを参考に調整しています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらが日本仕様のテールランプです。

テールランプ上部がオレンジ色のレンズになっているのが判ると思います。

こちらがUS仕様です。

先ほどと同じ形でも、上部のレンズがオレンジでは無く赤いのが判るかと思います。

USテール、

日本仕様テールとなります。

日本仕様、

USテール、

日本仕様、

USテールです。

それぞれスモークの濃さは同じなので、用途によって変えても違和感なく使えるようになっています(別で塗った場合は改めて4個一式をご用意いただかないと濃さが変わってしまいますので)。

そしてミラーウィンカーです。

ミラーカバーは未塗装なので、恐らくこれから取り付けられるボディショップで塗られるのだと思います。

こちらのスモークの濃さもテールランプに合わせています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アウディエンブレム&内装パーツ塗装承ってます

先日到着しておりましたアウディクワトロのエンブレムと、エアコン吹き出し口の「つまみ」部のパーツ2点です。こちらのオーナー様は14年前に当店をご利用頂いておりまして、この度もご贔屓頂きありがとうございます!

こちらのクワトロエンブレムは少し前にも同じものをご依頼頂いておりまして、ただその時とは少し仕様が変わります。

判りやすいよう以前施工した時の画像を紹介します。

この時は文字と枠を黒、内側平面部を赤でしたが、今回はこれとは逆で、


「縁とquttroの文字を赤、文字背景の平らな部分を黒」


で承っています。

色については見本でお預かりしている物を参考に簡易的な色の作成(非調色・5分程度の作業)、艶あり仕上げ、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

そしてこちらは内装エアコン吹き出し口のつまみ部分のパーツとなります。

現状は未塗装、黒の樹脂素地状態ですが、

これをこちらの見本と同じような配色にします。つまみ部分を艶ありの黒、レール部分を艶ありの赤ですね。

そのままの状態では塗装が出来ないので、まずは分解を行います。

樹脂素地は比較的柔軟性と粘りがあるので割れ難く、恐らくはPP=ポリプロピレン樹脂と思われ、その特性のお陰で各部割れずに分解出来ましABS樹脂だったら爪固定部分は全部割れていたと思います)。

分解すると一固定の為の金具と板バネがあるので、それぞれ無くならないように保管しておきます。

こちらが艶あり黒で、

こちらが艶あり赤となります。可動部(左右両端の突起部)はマスキングをして塗らないようにしておきます。

念のためそれぞれ元通りに出来るよう印をつけておきました。また組付け時に間違えないよう分解前の画像もかなりの数を撮影してあります。

参考までに以前ご依頼頂いた時の画像も紹介させていただきます。

この時は2010年頃で今の工場に引っ越す前、川崎にある知人の工場に間借りしていた時です。その時のメール等の記録は残っていないのですが、画像はありました!。ヘルメットに取り付けるデジタル速度計ですね。

今だったら音叉マークはデカールでやっていると思いますが、この時はまだドライプリンターを持っていなかったので(存在すら知らなかったので)、マスキングシートを作って塗装で対応していたようです。なんて恐ろしい…(笑)。

当時は固定経費が少なく済んでいたので比較的安価で対応出来ていましたが、今はその時に比べると2倍~3倍くらいの塗装費になっていると思います。それでも「あの時の塗装が非常に美しかったので今回また依頼させていただこうと思い問い合わさせていただきました。」との事で、有難い限りです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルエンブレム(枠艶黒/表スモーク)塗装承ってます

先日到着しておりましたSKフォレスター用のスバル純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はメッキ枠を「艶ありの黒」に、

アクリルプレートを表からスモーク塗装で承っています(裏=背面の青は何もせずそのままとなります)。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

スモークの濃さについては以前施工した時の画像を参考にと承っておりますので、そちらも紹介します。

この時も枠は艶あり黒の塗装なので、全く同じような内容ですね。

枠とアクリルプレートは両面テープで固定されていて、これを剥がさないと作業が出来ないのでまずはこちらを処理しておきます。

台紙を剥がし、

両面テープを剥がします。かなり強力なのでこの時点でDIYでは難しいかも知れません。

シリコンオフを使って残った糊を除去しておきます。

小さいほうのエンブレムは背面が開いていないはめ込みタイプで、これを表側から外そうとしたら枠かプレートどちらかを傷つけてしまうので、リューターを使って裏側に小さな穴=サービスホールを作成します。

そこからシリコンオフを流し込み、両面テープの糊を弱くしつつヘラを差し込んで少しずつ剥がしていきます。

という訳で無事枠とプレートを分離出来ました。こちらの両面テープも綺麗に除去しておきます。

また元々着いていた両面テープは再利用が出来ないので、同じような感じの物を使って作っておきます。

幸いにして以前作成しておいたデータが残っていたので、

それを基にレーザー加工機で両面テープをカットします。

厚みのある両面テープはハサミやカッターでは綺麗にカットする事が難しく、その点レーザー加工機では純正同様に美しいラインでカットが可能です(ただし両面テープの素材によってはカット面が炭化してしまうので、使えるのはそうならないタイプ=熱可塑性の両面テープに限られています)。

現在スバルエンブレムは3セットお預かりしておりますので、タイミングが来たらまずはメッキ素地用の下地を纏めて行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルWRXフロントグリルモール&カーボン枠 塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルWRX用のドライカーボン製フロントグリル枠と、左右フロントグリルモールです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はSPFシルバーのべた塗り艶あり仕上げ、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

SPFシルバーについては以前の施工事例がありますのでそちらを紹介します。

こちらは以前施工したプレオのルームミラーで、下地にベースコートの黒を敷き、その上に樹脂(ベースコート用クリアーSTANDOX MIX599)で9倍に薄めた高輝度メタリック=JLM906 SPFシルバーを重ねた塗装となります。元々はザラザラとした梨地の未塗装黒樹脂状態だった物に、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行ってから上塗りを施しています。

ちなみに近年はメッキ調の塗装が比較的簡単に出来る塗料が出ていますが、これを行うには下地を「艶あり黒」に仕上げた上に足付け処理無しで塗装を行う必要があり、どうしても密着性に不安がある為現在当店では対応しておりません。

フロントグリル枠はドライカーボン製との事なので、別途下地処理が必要かと思っていましたが、

型から抜いた後にスプレーでクリアー塗装が施されているようなので(一般的なゲルコートのように雌型にスプレーするのと違い)下地はしっかりしていますから、簡単な下地処理(足付け処理)のみで上塗りを行えます。

グリルモールも状態が良いのでこちらも足付け処理のみで上塗りとします。色は同じくSPFシルバーで承っています。

ビビリ音防止の為のクッションテープと、

グリル本体に固定していた両面テープが残っていますので、こちらは塗装前に剥がしておきます。

それぞれ予め作成しておきました。

尚、フロントグリル本体はガンメタとの事で(恐らく現在お預かりしている別件のWRXフロントグリルと同じ物)、イメージされているのは以下のアルファロメオの樹脂製エンジンカバーのような感じとの事です。

この時は全体の梨地をそのまま活かす(残す)為に艶消し仕上げとしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!