自転車用エアーホーン×3 下地処理

air3先日塗布しておいたエポキシ樹脂が硬化したので削ってみました。昨日本塗りを行った品々に熱を入れる時にこちらも一緒に並べておいたのです。

air5最初は#320 の空研ぎで研いでみましたが、やはり厚塗りをした為か芯の方がまだ完全に固まっていない為か研ぐと溶剤の臭いが出て来ます。なので粗研ぎが終わったらもう一回熱を入れておく事にします。

air6 50℃~60℃程度で40分程熱を掛けたら今度は#400で研ぎ付けます。作業的にはまさにプラモデルと変わり無い感じですね。良い大人が何をやっているのかと思いきや、掛かっているコスト(費用)は桁違いですからちゃんと仕事として成り立っているんですよ・・・。

air7 で、当初はこのまま本塗りへと考えていましたが、この下地の状態だと色々と不都合があるので今回は「2度塗り」で対応する事にしました。本来の下地処理としては「研磨→2液ウレタンサフェーサー塗布→完全硬化→研磨」が必要ですが、この形状でそれをやるには現実的では無いので(細部が削れません)、一旦普通の上塗り塗装を行った後にもう一度上塗りを行うという方法を取ります。一回目の塗装は塗り過ぎて細かいディティールを崩さないように希釈率を上げて薄膜で仕上げるようにします。

air8同様に細かい部品も二度塗りをする事にしました。画像では足付け後に脱脂処理をしているところで、細かく入り組んだ箇所をウェスとヘラで脱脂するのは時間が掛かるのでスプレーガンにシリコンオフを入れて洗い流すようにして脱脂をしています。ちなみに流したシリコンオフは空き缶で回収してまた違う事で再利用します。汚れのひどい場合の1次洗浄用といった使い方などですかね。シンナーも同様にして回収していてこちらは第1次~4次までを使い分けています。きちんと蓋をしておけば無意味に揮発させたりしないので役目が終わった後でもそれぞれ使い道はあるんですよ。ちなみにヘッドカバー等の剥離に使っているのが一番汚れたシンナーです。結局これも捨てずに一緒に引っ越して来たんですよ・・・(秘伝のタレ状態です)。

実は本日下塗りまで終わらせるつもりだったのですが都内は(自分が考えていた)予想以上の積雪で、これはマズイと思って早々に片付けて帰宅する事にしました。今日はカブで来てしまったんですよ・・・(詳しくは後ほど社外記で紹介出来るかと)。

それではまた作業進行したら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!