メモリアルスタンド 下準備

shelf3 こちらもサフェーサーの塗装が必要なので他の依頼品と一緒に作業しています。サフェーサーを塗る必要性としては木目素地の表面を平滑にする事ですが、よく見るとこんな感じで変な仕上がりのところもあるのでそちらも修正しておきます。

shelf4 全体的に#240のダブルアクションサンダーを掛けたらサフェ塗り準備完了です。元々ウレタンクリアーが塗ってあるので余り削り過ぎて突板の素地を露出すると面倒ですので(気孔が沢山出てきてしまいます)、サンディングは表面を軽く足付け程度に留めます。ちなみにメーカーの人曰く「軽く削ってから塗ったら良いですよ」的な事を仰っていたようですがそのまま塗る塗装はは普通いませんし、軽く削ってそのまま上塗り出来るような代物ではありませんので。

shelf5 画像はサフェーサーを3コート程塗った状態で、表面に筋が出ているのは木目の溝です。サフェーサーではなく直接上塗りしていたら当然こんな感じで仕上がりますので一体どうなっていたのか・・・と言うのは判りますよね。元々は木目柄なので目立ちませんでしたが色を塗るとこういうのが極端に目立つのです。こういった事を御依頼前に説明しても上手く伝えるのは中々難しいのですが(しかもメーカーの人が軽く言ってしまってますので)、せめて御依頼後に内容がお伝え出来ればと思ってこの日記があったりします。誰だって納得出来ない事にお金は払いたく無いですよね。

shelf6という事でサフェーサーの塗布が完了です。厚めに7コートくらい塗っておきました(殆ど削ってしまいますが)。

サフェの表面に付いている黒いのはガイドコートで(うっかり撮影の前に塗ってしまって途中で止めたので中途半端です)、この後に行うサンディングで研ぎ忘れの防止の為のものですね。研ぎ終わった後に黒い箇所があればそこにまだ木目の溝が残っている、と言うように確認する事が出来ます。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!