靴磨き木箱 本塗り

 先日お預りしておりましたSAPHIR社の靴磨きセットの木箱です。

尚、当初は木の部分だけを塗装するものと考えていましたが、オーナー様のご要望により、中の銀色のシャフト以外は全て真っ黒に塗装する事となりました。金具も、革の取っ手も、全て艶消し黒で塗装する事となります。

 中のシャフトは左右にスライドするようになっているので、塗る時に邪魔にならないよう稼働する状態にしてマスキングを行います。

全体を#320~#800相当で研磨足付け処理をしています。

 まずは内部の塗装からとなります。

 今回はクリアーを塗らない【激安コース】の仕様なので、むしろ分解が出来ない事が幸いとなりました(普通は分解せずに塗ると言う事は無く、今回はかなり特殊な例となります)。

 内側を塗り終わって十分に乾燥させたら閉じた状態にし、外側の塗装となります。

 まずは底部分を塗装し、さらに十分乾燥させます。

 取っ手周りもそのまま塗るので浮かした状態で裏側を塗り、十分に乾いてくっ付かなくなったら次の行程へと進んでいきます。

塗り難い個所を予め終わらせておき、最後は肌が荒れないよう全体をウェットに塗り込みます。

画像は既に時間が経って艶が消えた状態です。クリアーは塗りませんが、ベースコートに硬化剤を入れてあるので、この後熱を入れておく事にします。

取っ手部分は革ですが、ここも同じようにSTANDOXで塗っています。

車の塗装屋さんなら普通に知っている事なのですが、自動車補修用の塗料は内装にも使えて、実際それの色見本や配合データなども用意されています。

また以前にはGショックのベルトを塗る際に塗膜の密着テストなども行っていたりします。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

シャープペンシル塗装承ってます

 先日到着しておりましたシャープペンシルの外装パーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 製品は新品のようですが、一部にランナーとの接合部跡(ゲート)がありますので、こちらは簡易的な処理(ラッカーパテ)で対応するようにします。

色は事前に色見本帳をお貸出ししておりまして、こちらのマツダ「ベロシティレッドマイカ」(カラーコード:27A)で承りました。ベロシティレッドは二色ありますが、まず下色となるカラーベースを塗り、その上に上段のパールベースを塗布する3コート塗装となります。

またクリアーは耐擦性の高いSTANDOX VOCプラチナクリアーへの変更で承りました。先日三菱アウトランダーのフロントグリルに使用した傷のつき難いクリアーですね。尚VOCプラチナクリアーは垂らすと磨き処理が出来ない為(塗り直しが必至です)、対応出来る物は限られておりますのでご了承下さいませ(またさらなる割増費用も必要となります)。

尚、今回と似たような案件としては以前ボールペンの塗装を施工した事がありますので、参考までにそちらも紹介をさせて頂きますね。

こちらのページから作業内容の流れもご確認頂けます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スターバックスタンブラー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスターバックスのサクラタンブラーのクリアー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

 元々新品の状態で、ただ既にお持ちのタンブラーは丁寧に使用していても剥がれてしまったとの事で、今回はそれの防止の為にクリアーだけの塗装で御依頼を頂きました。  

 パッと見は変わりませんが、実物の質感は、塗装の事を知らなくても全然違うように感じられるかと思います。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 まるでホーロー(ガラス質)のような質感を感じられるかと思います。

 こちらは自然光下で撮影した画像です。

 画像はどれも縮小以外は未加工です。

 こちらはストロボを使って撮影した画像です。タンブラー系は専用のサイトがあるので、そちらでも紹介出来るよう多めに撮影をしています。

 今回は既に施工例のある物なので対応出来ましたが、通常「クリアーだけ」といったご依頼はお受付出来ない物が殆どとなりますので、ご注意くださいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スターバックスタンブラー 本塗り

 先日お預りしておりましたスターバックスのサクラタンブラーです。

作業前の準備として、取っ手を取り付け、蓋周りと底部分をマスキングします。

元々ある花柄は、既存の塗膜の上に模様がプリントされていて、その上には何もコーティングがされていない為、いつも通りに足付け処理(所謂ペーパー掛け)を行うとこれが擦れて剥がれてしまいますから、まずはそれを避けつつ、既存の白い塗膜部分のみに#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスオレンジ)を使って軽く空研ぎします。

 その後スコッチとウォッシュコンパウンド(液体研磨剤)を使い、全体を軽く擦ります。

 当たりが弱すぎると最初の状態と同じく水を弾いてしまいますが、表面に細かい傷が付いてくると水が馴染んで親水性となります。強く擦り過ぎると模様が削れてしまうので、途中何度も水で流しながら力加減を調整して行います。

ちなみにこれを非接触で行うのがガスプライマーを使った火炎処理で、ただし今回の場合はプリントが燃えてしまう(恐)と言う可能性もある為、以前行った通りの方法としています。

ガスプライマーについては、以下のPA(ポリアミド=ナイロン)製のフューエルキャップ塗装の施工例が判り易いかと思います。宜しければご参照下さいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

 よく脱脂清掃し、台にセットします。

 いつもに比べるとどうしても足付け処理が弱いところもありますから、今回は密着剤も併用します。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 今回のタンブラーは以前既に施工例がある物なので大丈夫な事が判っていましたが、製品によってはクリアーの溶剤によって侵されてプリントが剥がれたり、滲んだり、溶けてしまったりする事がある為、基本的にはお受付しておりません。

よくあるお問い合わせとしては、「著名な方に書いて貰ったサインが消えないよう、上からクリアーを塗って欲しい」と言うご相談がありますが、得体の知れない物の上に溶剤(クリアー)を塗ったらどうなるかは全く予想が出来ませんので、お受付は出来ません。「どうなっても構わないから」と言われても、グチャグチャになった物をその状態のままお返しして、さらに塗装費用まで頂くと言うのはお互い気分の良い事ではありませんので、何卒ご容赦頂ければと思います。

この後は一晩以上以前乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

靴磨き木箱塗装承ってます

先日到着しておりましたSAPHIR社の靴磨きセットの木箱となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 現状は茶色の木目のクリアー仕上げになっていて、今回はこちらを艶消し黒の塗装で承っています。

 各部品はネジ等では無く、全て打ち込みで固定されている為、取り外しが出来ません。

 ロック部や、

 蝶番部も釘やネジでは無く、タッカーのように先端が尖った部分を直接本体に打ち込むようにして固定されています。

 また今回は内側も同様に、艶消しの黒の塗装で承っています。

 こちらも分解は(壊さずに行うには)不可能な構造になっています。

 塗装する範囲は木目の個所と金色の部分で、中のシルバーのシャフト以外は全て艶消しの黒の塗装で承っております。

表面には木目の凸凹も残っていますが、艶消し仕上げならこちらも余り気にならない程度になるかと思います。

逆にこれを艶あり仕上げにする場合は、まずこの木目の凸凹を平滑にする為の作業が必用で、以前同じような木目柄のメモリアルスタンドを艶々の白にする!といったご依頼がありましたが、非常に大変でした。こちらのタグから施工内容が見れますので、宜しければご参照下さいませ。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!