スチールキャビネット 本塗り

cabinet5 スチール製の引き出し付きキャビネットは少し前から作業は着手しておりまして、ただ引き出しを外した状態だと結構場所を取るのである程度まで作業が進行したら一気に本塗りまで行いました。

上の画像はキャビネット下部にあった塗装の亀裂で、恐らく運送中の衝撃で出来てしまった物かと思います。無用に塗膜が厚くて柔軟性が無い(=硬い)場合はよくあるケースです。

cabinet6 という事で全体的にチェックしてそういった箇所は塗装を剥がしておきます。ちなみに製品は新品ですが、オーナー様もご確認済みですので問題はありません。多分これでもマシな方だと思いますし・・・。

cabinet3と言う訳でセット完了です。画像だとわかり難いですが本体前面下部の方も塗装を削っています。素地の鉄板が露出した箇所はスポット的にプライマーを塗布しておきます。

cabinet7 既存の塗膜はラウンド(肌)の凹凸が結構大きかったのである程度は#600の空研ぎダブルアクションサンダーで削り、その後同じく空研ぎで足付け処理を行っています。

cabinet4引き出しについては塗る箇所は表面だけですが、実際に作業してみてこの方が面倒な事に気がつきました。塗り分けのラインは内側のプレスライン部分ですが結構マスキングがし難い箇所があり、ただ少しでも色が漏れると「白地の上に赤」ですからかなり悲劇的になります(苦)。なので養生は全て二重になっています。こ

これなら全部塗った方が作業時間的には早かったと思いますが、内側まで赤く塗ってあるとかなりクドイと思いますし、つや消し白と赤の組み合わせはきっと格好良い筈なのでこれで正解だとは思います(私的な好みですが)。

 

cabinet8ご指定頂いた色は先日ヘリコプターのプロペラにも塗ったHYUNDAIの「hiphop red」(カラーコード:HL)で、 ベースコートを塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。

cabinet9ちょっとこの角度からだと正面が見えませんが、元々こちらの本体は中まで塗るつもりだったので通常使用で見える部分は全部赤になっています。ちなみにこっちは逆にマスキングして中は塗らない方が楽だったんじゃ・・・と思ったりもしてしまいまして、結局のところ内側は塗っても塗らなくても大変さは同じだった気がします(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介しますね。ただこちらは運送でかなりのストレスが予想されますので、発送までは少し長めにお時間を頂ければと思います。どうぞ今しばらくお待ち下さいませ!