大変お待たせしました!BMWのエアコンスイッチボリュームツマミ×4個は無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。
下地処理は足付け処理だけなのですが、小さい方のツマミは表面がギザギザのローレット加工(風)になっていますので、これの山を削らないよういつものナイロンブラシ+ウォシュコンパウンドで足付け処理を行います。
スイッチに空いた穴にはイルミネーションランプ用のアクリルがピッタリ填るようになっているので、出来ればそこに塗料が着かないよう裏側からマスキングテープを詰めて風の通りを遮断します。エアーが入らなければスプレーされた塗料は跳ね返りますからね。ちなみに穴にしっかり何かを詰めると余計に塗料が溜まってしまうのでNGです。
作業中は極力被塗面に触れないで作業したいので、マスキングテープの芯などを固定して土台を付けておきます。
よく脱脂清掃をしたらプラスチックプライマーを塗布し、まずはベースコートの「黒」を塗ります。それぞれの部品は2色の塗り分けですが、大きい方のスイッチは色々考えた結果3回に分けて塗るようにしました。
ベースコートの黒がテープフリーな状態になったら、予めデータから作成しておいたマスキングシートを貼っていきます。
今回のパーツはとても小さいのでマスキングは少しのズレでも直ぐ判ってしまいますから、マスキングシートの貼り付けは微妙な調整が可能な水貼りで行っています。
大きい方のボリュームツマミ(と言っても3cm程度ですが・・・)は、上方で90度に折り曲がるのでよく水が乾いてから貼り付けます。長方形のシールは位置の距離を測る為のガイド用です。今回の作業で難しいのはどちらも全く一緒にしないといけない事で、せめて一個だけだったらもう少しリラックスして出来たんですけどね。大変です。
マスキングシートの位置が決まったらドライヤー(これは普通の家庭用)を使って水気を飛ばします。うーん、良い感じですかね(って既に塗り終わっているのでこんな事が言えているのですが)。
という感じで前半が完了です。出来る限りの事は前もって準備しておき、本塗りは丸々一日掛けて行っています。最悪間に合わなければ最後のクリアーは翌日に持ち越そうと思っていたくらいなので、全体的には余裕をもって作業が出来ました。
続けて本塗りも紹介しますね。