セルシオ内装部品 色作成

セルシオ内装部品 色確認

先日STANDOXの艶消し色見本帳から近似色を選んでおいたセルシオの内装部品合計14点2色です。

早速配合データから色を作成してみました。まずはグレーの方からです。

スティックで色板に塗料を乗せた感じだと悪くは無いのですが、

 スプレーガンで色板に塗ってみると結構青赤白いです。黒とオーカーを入れて、さらに色相を濁らせるような鉱物質的な赤(MIX567)を入れたい感じです。

 こちらは多少の修正で何とかなりそうでしたので、足した色は一応メモを残すようにしました。

 もう少し青味を抜きたい所でしたが、色見本としての部品は多少経年で黄ばんだ感じでもありましたので(私的解釈ですが)この辺で止めておきました。

 そしてもう一方のベージュ(ブラウン)です。

 全然違う・・・(苦)。

青黒味が強い感じなので、元々入っていた茶色とオーカー、白を足していきます。

 結局使われている原色そのままではどうにもならなかった為、一から色を作成し直す事にしました。上の色板の4番目までが最初の色を使った塗料で、一番下が新たにマルーン(カッパー)を使って一から作り直した方です。あの濁りはどうにもなりませんでした。

 と言う訳でこちらも完了です。ちなみに部品が濡れているのは中性洗剤が混ざった水で、色板の方はシリコンオフを塗ってそれぞれ艶を出しています。塗れている所と塗れていない所をみると色の見え方が全然違うのが判ると思います。

しかし艶消し塗装の場合、こうやって艶がある時に色が合っていても、いざ艶消しで仕上がった時にどうなるのかが読めません。厳密に色を見るならばやはり一旦2液の艶消しクリアーを塗り、熱を掛けて完全硬化させてみなければ判らないです。さらに言うと色板も同じようにシボ模様になっていないと、ですかね。

ただ今回は、以前施工したポルシェメーターフードのように新旧の部品同士が隣り合わせ(と言うか合体)になる訳では無いので、この色の見方で大丈夫だと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!