透過性塗装 テールランプ関係下準備

次回透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等部品です。本日より作業着手しておりますのでどうぞご安心下さいませ。

今回は5セット10部品で、内容は以下の通りとなります。

・BMW E46 テールランプ レッド&スモーク塗装

・ハイマウントストップランプ塗装

・メルセデスベンツCLSテールランプ スモーク塗装

・CBR250RRテールランプ スモーク塗装

・フォレスターテールランプ レッド&スモーク塗装

まずはレンズ面をシリコンオフで脱脂し、次に裏側を清掃します。今回はどれも綺麗でしたのでそんなに時間は掛かりませんでした。

電球が装着される穴に貼ってありましたガムテープは熱を掛けた時に糊が残ってしまう恐れがありますのでマスキングテープに貼り直しておきました。こちらは最後まで貼りっ放しにしておきますのでどうぞご安心下さいませ(基本的にいつもこうしております)。

レンズ以外を養生します。マスキングの貼り方としては、台に置いた時や持った時に紙が破れないようピンと張らないようにします。またネジで突起した個所などは、紙を突き破らないようマスキングテープで補強しておきます。

 養生に使うのはこういった「ロールマスカー」なる専用の物があって、予め紙の端にマスキングテープが張ってあります。手前が300ミリで「シングル」、左奥が550ミリ幅を半分に折りたたんで二重になっているので「ダブル」と呼んだりします。

その他もっと幅の広い紙を専用台にセットする物や、ポリ塩化ビニルに炭酸カルシウムを添加した「タンカルマスカー」などがあります。炭カルマスカーは車を覆う程のサイズからハンディタイプもあるので車の塗装や建築関係の現場では良く使われいますが、小物を塗装している今では殆ど使っていません。

ビニール系は伸びるという利点がありますが、静電気が発生してビニール表面に埃が付着し、本塗り時にスプレーした時に塗料の溶剤分が揮発→気化熱によってその周辺の温度が低下→結露が発生→湿度が上昇→静電気が消滅→ビニール表面にこびり付いていたホコリが一気に放出!と言う事になるのが嫌で(あくまでも私的なイメージです)使う機会は殆ど無くなりました。

ロールマスカーをセットする「マスカーカッター」にはギザギザの刃が付いていて、紙を貼りながら片手で簡単に紙を切る事が出来るようになっています。刃が剥き出しなので無造作に扱うと怪我をしたりしますが、保護用のカバーが付いているタイプとかだと作業効率が落ちるので私的にはこれがとても気に入っています。と言うかこのマスカーカッター、見習いの頃からずっと一緒です(笑)。

今週中には下準備を終わらせておき、来週早々~半ばに本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!