こちらもお待たせしました!バイク用サスペンションのプリロードアジャスターに着くホースパイプ金具部の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
元々はアルミ素地の状態で、サンドブラスト・リン酸処理をした後にプライマーを塗装して艶ありの黒に塗装しました。
画像だとワッシャーが無いのですが、元々着いていた物は元に戻してありますのでご安心下さいませ。
こういう形状でペーパーを使っての足付け処理は難しい為、足付け処理にはサンドブラストを使っています。
尚アルミ素材であればリン酸処理が有効ですが、表面にアルマイト処理が施されていると殆ど効果がありません。ヘッドカバーはアルマイト処理がされていないのでリン酸が効く訳で、またそれ故に経年で金属の輝きが無くなっていく訳です。アルミは表面処理なしでもごく薄い酸化皮膜を作りますが、使用される雰囲気の影響を受け易い為に腐食が発生します。
ちなみにヘッドカバーにアルマイト処理が施されいないのは、鋳物だと黒くなったり色の濃淡にバラツキが生じたりする為なのだそうです。