アルファロメオヘッドカバー 凸文字接着

少し前に型に流し込んで作った金属製の「AlfaRomeo」の文字を、先日サフェ研ぎが終わったアルファロメオGT 2.0 JTS のヘッドカバーに接着します。位置についてはお任せ頂いておりますが、オーナー様から頂いたイラストも参考にしています。

ある程度の位置が決まったら鋳造に使ったMDF製の型を使い、鉛筆で内側に印を付けておきます。

 鋳造した文字の接着には、構造用接着剤の3M DP-460 オフホワイトを使用します。主に強度が必要な金属同士の接着に使うエポキシ系の接着剤で、可使時間が長いので今回のような使用に適しています。構造用接着剤では同様に3Mのオートミックス パネルボンド(8115)がありますが、あちらは補強材として珪砂のような物が入っている為に粘度が高く、今回のような作業には適していません。

樹脂中に入れる補強材については、以下の記事も参考になるかも知れませんので宜しければご参照下さい。強度のアップとは違いますが、リゴラック等のポリエステル樹脂にタルクやタンカルを入れると粘度が高くなって樹脂パテ(ポリパテ)に出来たりもします。

GMCホイールキャップ エポキシレジン注型

 プラスチック棒の先端に植毛された筆指し用のツールを使い、接着面に満遍なくオフホワイトを塗ります。

 鉛筆で付けた印に合わせて凸文字を置き、位置がズレないようマスキングテープで固定していきます。

 同じくRomeoの方も、少しずつテープを仮貼りしながら、

徐々に力を入れてしっかりと押し付けるようにテープを貼っていきます。

この状態で一日常温で寝かし、位置がズレないようになったらマスキングテープを剥がして60℃40分程の熱を掛けて接着剤を完全硬化させます。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!