先日お預りしておりましたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式の内、白系パーツ27点となります。
まずは#800相当の布製研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。
塗装工程で意外に面倒なのが脱脂処理で、手の届きにくい個所は結構おざなりに処理されてしまいがちですが、このように脱脂用溶剤を貯めた容器を使うと簡単&確実に行う事ができます。
こちらは多少使い込んだシリコンオフで、まずこの中でジャブジャブと洗い、
その後は綺麗なウェスで拭き取り、エアーブローをして隙間に残ったシリコンオフを弾き飛ばし、さらに綺麗なウエスで拭き取ります。
またこの時にマスキング&固定用のネジを穴に差し込んで置きます。
ピニオンギアが入る穴にも塗料が入らないようマスキングをしておきます。
穴に挿したネジをワニクリップで掴み、さらに芯棒に固定します。被塗物が自分の体(手)に近い状態でスプレーするとゴミが着く可能性が高くなりますし、また台に置いた(挿した)時も自分より高い位置にしておけばゴミの付着を防げます。
前回のご依頼時と同様、各パーツは塗る範囲をご指定頂いていますので、
それぞれが一目で分かるよう、色の着いたシールを貼っておきます。
この後は一旦埃の付かないところに保管し、ブース内を清掃した後に本塗りに挑みます。静電気の発生し易いこの時期に、磨きで処理が出来ない艶消し仕上げはどうしても気を遣います。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!