ゼンハイザーワイヤレスマイク 本塗り

先日お預かりしておりましたゼンハイザーワイヤレスマイク SKM 100-835 G4-S-JBです。

本体とマイクヘッド下部は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で空研ぎし、マイクヘッド上部はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って足付け処理をしてあります。

よく脱脂清掃後、ベースコートを塗布します。

今回は「極力白く」との事ですのでSTANDOX原色の白(MIX570)を使っていますが、最初からそれだと隠ぺい力が弱いので、下色としていつものVWキャンディホワイト(LB9A)を2コート塗布しています。2+3で合計5コートですね。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

余りタップリ塗るとマスキングしたモニター周りが固着してしまう為、そこを避けるようにしてスプレーしています。完全硬化後にポリッシュして肌を整えるようにします。

こちらのマイクヘッド下部は内部の機器と一体の構造になっていて、最初の頃はこちらの塗装はお断りしていたのですが、その後メーカーさんや音響専門会社からの御依頼で「こうすれば大丈夫」とお墨付きを頂いたので対応出来るようになりました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ボタンの部分も分解は出来ずマスキングでの対応となりますので、二回目のクリアーが塗り終わったら直ぐに剥がして固着しないようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!