SENNHEISER E945 Microphone

先日お預かりしておりましたゼンハイザー社のボーカルマイクE945です。

ロゴのデータを送って頂き、イメージイラストを作成して位置やサイズを調整します。

マイク本体は#800相当の布状研磨副資材 (アシレックスレモン)で、グリルのリング部を#1300相当の同社品(アシレックスオレンジ)で研磨し、ペーパーが入らないメッシュ部は液状の研磨剤(ウォッシュコンパウンド)とナイロンブラシで足付け処理を行っています。

色はトヨタ「ホワイトパールクリスタルシャイン」(カラーコード:062)で、まずカラーベース(白)で完全隠蔽させ、続けてパールベースを塗ります。

30分程度自然乾燥させます(指触乾燥)。

ロゴはサイズが小さく、これをマスキングシートをカットして塗装で行うのは難しい為、今回はデカールで対応します。

印刷したデカールをカットし、水溶性の接着剤(木工用ボンド)を溶かした水で台紙を剥がし、

デカール専用の接着剤を使って所定の位置に貼り付けたらよく乾燥させます。ただし熱を掛け過ぎたり時間を空けすぎるとこの後のクリアーの密着性が悪くなって剥がれてしまう為(層間剥離)、規定の時間内に留めます。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

デカールを使った場合はその厚みで段差が出来てしまう為、完全硬化後にその部分を研磨して均し、磨き処理も行います。

クリアー塗装後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

さらに数日寝かしたら完成となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE SM58マイク(レッド&ブラック)マーブル塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSHURE SM58ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

キャンディーカラーのレッドと黒のマーブル柄=ラップ塗装を施しました。こちらは最初の画像の裏側ですね。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらは表側(ネジの無い方)です。

グリルはメッシュ部を黒に、リングをレッドキャンディーとしています。

判り難いですが、SHUREのロゴが黒で入っています(目立ち難くしているのは敢えてだと思います)。

自然光でも撮影しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE KSM8ワイヤレスマイク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSHURE SLX-D KSM8ワイヤレスマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶消し黒(艶消しクリアー無し)だった物に、

トヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)の塗色と、

艶消しクリアーで塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらは自然光での撮影となります。

グリルに貼ってあったSHUREの丸いエンブレムは塗装前に剥がし、その部分も同色に塗装しています。

こちらのワイヤレスマイクはカプセルにRPW174 KSM8 デュアルダインが採用されていて、元々この組み合わせで設計がされていない為か、グリルのエンブレムが正面を向きません(上の画像だと45度くらいズレています)。

そういった事も含めエンブレムは無いままの方が良いのかも知れません。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE SM58マイク(レッド&ブラック)マーブル 本塗り

先日レッド&ブラックでのマーブル塗装(ラップ塗装)を行っておいたSHURE SM58ボーカルマイクです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、クリアー表面をサンディング、足付け処理を行ってベースクリアーを塗りました。

SHUREのロゴは黒で承っていますので、切り取ったデカールを木工用ボンドを溶かした水に浸し、

専用の接着剤(マークセッター)で貼り付けました。

マイク本体の色とロゴが同系色なのでSHUREの文字が目立ちませんが、これは敢えての事なので問題ありません。例えばこの時の様にフチを違う色にしたりする事も出来ますが、むしろそうしない事を選択しての施工となっています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE KSM8ワイヤレスマイク 本塗り

先日お預かりしておりましたSHURE SLX-D KSM8ワイヤレスマイクです。

被塗面は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行っています。

操作パネルは塗らないのでマスキングをしています。

メッシュ部の入り組んだ箇所はペーパー(研磨布)が当たらない為、ナイロンブラシをウォッシュコンパウンドを使って足付け処理しています。

今回御指定頂いている色はトヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)で、右がカラーベース、左がパールベースとなります。カラーベースの白は殆ど原色の白のままなので、かなり白い(明るい)ホワイトパールとなります。

まずはカラーベースを塗布します。

無用に膜厚が付かないようにしつつ、しっかり下地が隠蔽するようにします。3~4コート程を塗りました。

そしてパールベースを塗布します。

ホワイトパールの原色は4種類あって、今回はその中で最も粗い物(MIX826)がメインとなっています。他にブルーパールも入っています。

パールベースに隠ぺい力は無いので、ここでゴミ等が混入した場合はカラーベースからのやり直しとなりますから、通常の塗色に比べるとデリケートな塗装となります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは艶消し仕様で、塗り方自体はウェットコートですが、この後時間が経つにつれて艶が消えていきます。

操作パネル部はブツ切りマスキングとなるので、2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

その後時間が経過すると、このように艶が消えた状態となります。

しっとりと落ち着いた感じのホワイトパールに仕上がっているかと思います。

しっかりウェットコートで塗る事により、ツルンとした質感のよい艶消しとなっています。

ドライコートで塗ると艶を消す行為自体は簡単に出来るのですが、その後の傷が付き易く、また面積が大きい場合には塗りムラの目立つ仕上がりになってしまいます。

塗装屋さんなら判ると思うのですが、塗った後の塗膜が「つや消しクリアーなのに艶が消えていない!」という事が時々あり、私的にはこれの対処方として「とにかく十分に攪拌する」と言う事を徹底する事にしました。本塗りの日は朝来たらまずシェイカーに掛け、2時間くらいは攪拌するようにしています(液体の摩擦で缶が暖かくなる程です)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!