オリバーゴールドスミスメガネフレーム 本塗り

先日カシメの飾り金具部をキャンディーゴールドに塗装しておいたOliver Goldsmithのメガネフレームです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、研磨して足付け処理を行っておきました。

よく脱脂清掃し、飾り金具部のマスキングを行います。

使うのは市販のマスキングシートで、直径1.6mmが丁度良いサイズとなります。

それを飾り金具の丸い部分に貼り付けます。

この部分はもう溶剤を着ける事が出来ないので(脱脂が出来ないので)、素手で触らないよう注意します。

台にセットし、よくエアーブローをして埃を飛ばしたら本塗り開始です。

まずはプラスチックプライマーを塗布します。

続けてベースコートの黒=STANDOX原色MIX571を塗布します。

使用するのは口径0.3mmのエアーブラシで、最初はマスキング箇所を避けるように塗り、最後に必要最小限の膜厚で隠ぺいするよう薄く仕上げます。

ベースコートの塗装が完了したら、

飾り金具部のマスキングを剥がします。

この後さらに時間をおいて乾燥させたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

レンズが嵌る部分は最初の1コート目は塗らないようにし、無用に膜厚が付かないようにしています。

今回は単にカシメの飾り金具を残すだけでは無く「金メッキ風に」といったご依頼で、実際にやるまではどうなる事かと思いましたが、何とか良い感じに仕上がったと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、

後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!