BMW R1200RTパニアケース&トップケース 下準備

先日お預かりしておりましたBMW R1200RT LC用のバンザイモータース社製パニアケース蓋と、スモールトップケースの蓋です。艶消し黒の部分は塗らないので、傷が付かないよう最初の段階でマスキングしてあります。

BMWのエンブレムプレートは塗装前に剥がしますが、取り付ける時に位置が判るよう輪郭やプレスラインに沿ってマスキングテープを貼り、

剥がして保管しておきます。

パニアケースの裏側のフチには防水の為のクッションテープが貼ってありますが、これにマスキングテープが着くとくっ付き過ぎて剥がしてしまうので、

その部分に紙を被せてテープで固定しておきます。最近のテールランプもこれと同じような素材が使われているので手間が増えている傾向にあります。

全周しっかり覆っておきます。

トップケースは外殻と本体の隙間にテープを差し込むような感じでマスキングしておきます。

最後に全体を養生紙で覆います。手で持って運ぶ時に紙が破けないよう、張りが無いようにしつつ、埃が溜まるような皺は残さないようにしておきます。最初に勤めた会社の上司はとても厳しい方で、紙の貼り方一つとっても口煩く言われたので、その時のトラウマお陰で今も塗装の仕事が続けられているのだと感謝しています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!