ブレンボキャリパー 下準備

先日お預かりしておりましたランサーエボリューション用のブレンボキャリパー一式です。いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラスト、マスキングまでの作業を行って頂いて戻って来ました。

このままの状態でも塗装は可能ですが、

全体をサンディングし、

全体をシリコンオフ(洗浄用の低溶解溶剤)で洗い流すようにして脱脂清掃を行います。

尚、このままだとザラザラとした梨地や打痕が残っているので、

今回はキャリパー正面のロゴ面の下地処理も承っています。

全体にサーフェサーを塗って研ぐのは現実的では無いので(物理的に出来ない訳ではないですがそれだけで塗装費の数倍の費用になってしまいます)、この部分以外はマスキングをしてサフェが飛ばないようにします。

まずはエポキシ系のプライマーを塗布します。

続けてサーフェサーを塗布します。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたらサフェを研いで平滑な下地にします。

こちらは先日お預かりしておりましたF50のブレンボキャリパーです。同じくブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理と清掃・マスキングまでを終わらせて貰って戻って来ていたので、今回並行して作業を行う事にしています。

こちらもそのままでも塗れる状態でしたが、全体をサンディングし、

目立つ正面以外をマスキングして、

プライマーを塗布し、

続けてサーフェサーを塗りました。F50のブレンボキャリパーは特に梨地の凸凹が強く、かといってその形状からしてサンディングがし難いので、サフェでこれを均すようにしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!