スバルブレンボキャリパー 色板作成

先日お預かりしておりましたスバルブレンボキャリパー一式です。

御依頼内容としてはキャリパー本体をスバル純正の「WRブルーパール」(K7X) で承っていますが、ロゴ色について黒系か白系(シルバー系)か悩まれているとの事で、実際に色味の確認が出来る色板(テストピース)の制作をご依頼頂きました。以前イヤホンの塗装で行った時のような感じですね。

ロゴについてはフロント80mm、リヤ50mmに合わせ、色板でも同じサイズでそれぞれ作ります。

カッティングプロッターでマスキングシートをカットし、塗装する箇所を取り除きました。

色板に今回ご指定頂いているスバル「WRブルーパール」(K7X) を塗り、位置を合わせてマスキングシートを貼り付けます。

こちらはスバル純正「クリスタルブラックシリカ」(D4S) で、

こちらは同社「アイスシルバーメタリック」(G1U) となります。

マスキングを剥がし、

クリアーを塗って本塗り完了です。

元々はこちらのクリスタルブラックシリカでご指定頂いたのですが、ベースカラーの青に黒のロゴだと目立たないかも知れないと言う事で、実際に目で見て確認が出来る色板の作成をご依頼頂いています(勿論費用が必要となります)。

ちなみに作業的にはもっと早く行っていたのですが、最初完全に勘違いをしてSTIでは無くbremboで見本を作ってしまっていました・・・。

普段は作業内容書を見ながら作業するのでこういったミスはまず無いのですが、サンプル作成と言う事でうっかり油断していたようです。本番でこういう事を繰り返すようになったら引退も考えないとですね・・・。

この後は60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら発送の手配を行います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Brembo Caliper Chromaflair

こちらは依頼品では無く当店に在庫していた三菱ランサーエボリューション用ブレンボのリヤキャリパーで、サンプルとしてマジョーラアンドロメダ該当のクロマフレアカラーで塗装を施しました。

最初の状態を撮影していなかったので、代わりに別の同型品の画像を紹介します。

元々はこの様な赤く塗装されていた物を、

いつもオーバーホールを担当して貰っているブレーキ屋さんにサンドブラストを貰いました。

いつもの様に全体にプライマーを塗った後にベースコートの黒を塗り、

マジョーラのアンドロメダに採用されている米国JDSU社のクロマフレア顔料=ChromaFlairを、スタンドックスの樹脂(MIX599)に含有させた塗料を使って塗装を施しました。

DUPONT(現CROMAX)にはクロマリュージョンカラーなる塗料もあるので通常であればそれを使うのですが、私的にどうしてもSTANDOXの塗装システムとして使いたいと言う事で正規ルートで顔料を輸入している方にお願いして特注で作って貰っています(クロマフレア顔料はかなり厳密に管理されているので通常は入手が不可=当店でも顔料単体では譲って貰えないのでベースコート樹脂へ添加した状態で卸して貰っています)。詳しくは以下の記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

特種塗料と言うかクロマフレア顔料

クロマフレア風顔料

STANDOX+クロマフレア

>STANDOX+クロマフレア色見本 完成

ロゴは白にする予定だったのですが、サンプルとして欲しかったのでシルバーを採用しました。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

動画も撮ったのでそちらも紹介します(当サーバーでは負荷が多き過ぎるのでXに投稿した記事を紹介します)。

各完成時の画像はいつもの通サイズの縮小以外は未加工となります。

クロマフレアカラーは1リッターで10万円を超えるので、塗装料金とは別に材料費が必要となります。ご了承くださいませ。

塗膜構成自体はいつものスタンドックスと同様になりますので、経年で層間剥離を起こして塗膜がペリペリと剥がれたりしませんのでご安心ください。

当店でマジョーラをそのまま使わないのはこれが理由で、日本ペイント社の塗料であるアンドロメダをスタンドックスの塗装システムでそのまま使うと下色(黒)やクリアーとの間で剥離を起こす可能性がある為、塗装システム全体を日本ペイント社の物(アドミラでしょうか)にしなければなりません。ショーケースに飾っておくだけなら他社の塗料と混合しても大丈夫だと思いますが、実用する物=特にブレーキキャリパーのような過酷な環境下で使う物では確立した塗装システム内で行うのが基本となります(昔アルバイトに行っていた工場ではデュポンのベースコートにロックのクリアーを塗っていましたが、密着性が悪いのでフロント周りは飛び石による傷が激しく、数年でクリアーだけがペリペリと剥がれるといった事が起きていました)。

 

完成時の動画も撮影したので紹介します。

アンドロメダ以外にもアンドロメダⅡ、マゼラン、トラぺジウム等のクロマフレア顔料を用意していて、マイクでは実際のサンプルを作成していますのでそちらをご参照頂ければと思います。

マイク塗装専用サイト

ポルシェ996ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた996ポルシェのリヤ用ブレンボキャリパー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はイエローに塗装してあって、一見すると綺麗に見えるのですが、

塗膜の下ではアルミの腐食が始まっているので、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って貰いました。また今回オーバーホールも行っています。

色はブレンボ純正色を参考にした鮮やかな赤となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ロゴは元々PORSCHEだったのですが、今回はこちらのbremboへの変更で承りました。

ロゴの白はフォルクスワーゲン社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)を採用してます。

ロゴのサイズは横幅80mmとしています。

パッドを固定しているスチール製の丸棒は元々塗装していないのですが(そしてここを塗るとダメなのですが)、

それ故にここが良く錆びているので、プライマーとベースコートの黒を薄膜のみで塗って機能性を阻害させないようにしつつ見た目を良くするようにしています(下請け的な仕事をしている時はわざわざこういった事はしていませんでした)。

同じく車体取り付け面も塗膜の厚みが着かないようにしつつ見た目が良くなるようプライマーとベースコートの黒を塗ってからマスキングをして赤とクリアーを塗らないようにしています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ポルシェ996ブレンボキャリパー 本塗り

先日プライマー塗装まで行っておいた996ポルシェのリヤ用ブレンボキャリパーです。

別件で赤を塗る作業があったので、今回2個だけだったこちらのキャリパーも一緒に塗らせて頂く事にしました。

まずは塗膜の厚みを着けたく無い箇所にベースコートの黒を塗布します。

具体的にはボディ取り付け部、ブレーキパッド固定ピン、シャフト穴の内側、ガスケット当たり面等です。

ベースコートの黒を乾いたらマスキングを行います。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたら、

まずは下色に白と赤を混ぜた物(ピンク)を塗ります。プライマーのみならそのまま赤を塗っても良いのですが、黒の上に赤は隠蔽し難いので間に同じくらいの明度の色を挟む感じですね。自動車外板のように平面的な形であればグレーでも良いのですが、ボルト穴の奥など色が入り難い箇所が多いキャリパーの場合は色相(今回の場合は「赤」)も寄せるようにしています。

そしてご指定頂いた色=F50ブレンボレッドを参考にした鮮やかな赤を塗布します。

その後しっかり乾燥させたらロゴ入れを行います。尚、元々は「PORSCHE」のロゴでしたが、今回こちらを横幅80mmの「brembo」に変更しています。

ロゴの色は白=フォルクスワーゲンのキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)を採用しています。スプレーガンは口径0.3mmのSATAを使いました。

マスキングを剥がし、エアーブローとタッククロス(塗装専用の粘着剤が塗布された不織布)を使って埃を飛ばしたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ロゴを入れた箇所はどうしても凸凹が出来るので、最後にペーパーを当てて磨き処理を行います。

2回目のクリアーを塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

本来ここのパッド固定ピンは塗装されていないのですが、そのままだと錆が出て腐食してしまうのでプライマーとベースコートの黒を薄膜で塗るようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ポルシェ996ブレンボキャリパーOH&下準備

先日お預かりしておりました996ポルシェのリヤ用ブレンボキャリパーです。いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラストを行って戻って来ました。

そのまま塗れるよう脱脂清掃とマスキングも行ってくれているのですが、

下請け的な仕事で無い場合は打痕や傷などをサンディングして素地調整を行うようにしています(昔知人の自動車鈑金塗装工場に間借りしていた時はブレンボキャリパーの塗装は主にブレーキ屋さんの下請け的な作業がメインでした)。

特にロゴが入る正面は製造時の切削跡が残っているので、#120→#180のダブルアクションサンダーでそれらを均し、最後に手研ぎ#240で角などを整えます。

その後全体をシリコンオフ(脱脂用溶剤)で洗い流すようにして洗浄し、

よくエアーブローをして埃を飛ばします。

作業を着手するタイミングとしてはちょっと早いのですが、サンドブラストされた状態だと酸化し易い為、先にこのプライマー塗装までを先にやらせて頂いています。

この後は塗膜の厚みを着けたくない箇所にベースコートの黒を薄膜で塗装し、その後それらの箇所をマスキング→本塗りとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!