スバルエンブレム(表スモーク/枠艶黒)本塗り

先日下準備を行っておいたスバルSKフォレスターエンブレムです。

今回は同じ黒系=ソリッドブラック・スモークなので同時に行う事にしました。

枠の部品はABS樹脂に装飾クロムメッキが施されている物で、密着剤(スプレー糊のような物)を使えば非常に簡単に塗れるのですが、それだと経年で塗膜がペリペリと剥がれてしまったりするので、通常の塗装と同様の密着性が保持できる下地を作ってからの上塗りとしています。

アクリルプレートもそのままでは無く、一旦クリアー(2液ウレタン)で下塗りを行っています。自賠責保険だけでは不安なので任意保険もしっかり掛けるような感じですね(というか自動車で任意保険入らない人が存在するというのが私的に信じられないです…)。

裏側まで塗れるよう広いスペースを確保して固定しています。

よく脱脂清掃後、まずはスモークのベースコートを塗布します。既に下塗りしてあるのでこの時点でプラスチックプライマーは不要です。

今回参考として送って頂いた画像を見ながら濃度を調整していきます。この時点でスモークは3コート、まだ薄い感じですね。

その後スモーク含有量を少なくして2コート追加しました。

背面の青味が目立たなくなる感じで、丁度良い濃さになったと思います。

その後スモーク塗装で使ったスプレーガンを洗い、続けて土台部品に黒=STANDOX原色MIX571を塗布しました。

黒系ソリッドカラーはデリケートな色になりますのでそれ専用のスプレーガンを設定していて、なので今回はそれぞれ並行してでは無く順番に行っています。

その後十分にセッティングタイム=乾燥時間を設けたら、

最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ちなみにメッキ素地を活かした(透かした)スモーク塗装で「ブラックメッキ風」に出来れば今回の作業もかなり楽に出来たのですが、それだと前記したように上塗り(スモーク塗装)の密着性が保持出来ないので、当店ではお受付しておりません。何卒ご理解頂ければ幸いです。

クリアーは2コート、コート間のフラッシュオフタイム(乾燥時間)は5分程となっています。

昔アルバイトに行っていた町工場では、塗装する環境がとてもよく無かったので(ただの部屋だったので)塗っている最中にゴミが降ってきますから、今回のようなソリッドカラーではクリアーを塗らない「1コートソリッド」が必須でした。関ペのPG80ですね。

1コートソリッドの良い所は、塗装中にゴミや虫が着いても上から塗り重ねてしまえばOK,塗り終わった後でも筆挿しで修正出来たりするので、ゴミが着くような劣悪な環境では非常に重宝されました。

当店でもSTANDOXの1コートソリッド用塗装システム(VOC 2Kエナメル)があるので同じように対応は出来るのですが、デメリットも多いので通常使う事はありません。ただ何かしらの理由でそれを使う場合もあるので、【お任せ仕上げコース】でそれを避けられたいのであればオプションの高品位クリアー(現在だとクリスタルクリアーまたはVOCエクストリームプラスまたはVOCエクストラクリアー)をご指定頂くか、【標準コース】以上でご依頼を頂ければと思います。

実物を見て頂くと判ると思うのですが、元々貼ってあったスモークフィルムとは質感・透明感において今回の塗装の方が優れているのが判るかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!