スバルエンブレム(枠艶黒/表スモーク)塗装承ってます

先日到着しておりましたSKフォレスター用のスバル純正エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はメッキ枠を「艶ありの黒」に、

アクリルプレートを表からスモーク塗装で承っています(裏=背面の青は何もせずそのままとなります)。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

スモークの濃さについては以前施工した時の画像を参考にと承っておりますので、そちらも紹介します。

この時も枠は艶あり黒の塗装なので、全く同じような内容ですね。

枠とアクリルプレートは両面テープで固定されていて、これを剥がさないと作業が出来ないのでまずはこちらを処理しておきます。

台紙を剥がし、

両面テープを剥がします。かなり強力なのでこの時点でDIYでは難しいかも知れません。

シリコンオフを使って残った糊を除去しておきます。

小さいほうのエンブレムは背面が開いていないはめ込みタイプで、これを表側から外そうとしたら枠かプレートどちらかを傷つけてしまうので、リューターを使って裏側に小さな穴=サービスホールを作成します。

そこからシリコンオフを流し込み、両面テープの糊を弱くしつつヘラを差し込んで少しずつ剥がしていきます。

という訳で無事枠とプレートを分離出来ました。こちらの両面テープも綺麗に除去しておきます。

また元々着いていた両面テープは再利用が出来ないので、同じような感じの物を使って作っておきます。

幸いにして以前作成しておいたデータが残っていたので、

それを基にレーザー加工機で両面テープをカットします。

厚みのある両面テープはハサミやカッターでは綺麗にカットする事が難しく、その点レーザー加工機では純正同様に美しいラインでカットが可能です(ただし両面テープの素材によってはカット面が炭化してしまうので、使えるのはそうならないタイプ=熱可塑性の両面テープに限られています)。

現在スバルエンブレムは3セットお預かりしておりますので、タイミングが来たらまずはメッキ素地用の下地を纏めて行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

スバルエンブレム(フォレスター)レッド&スモーク塗装 完成

先日表面のスモーク塗装を終えていたスバル純正フォレスター前後エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、艶あり黒に塗装を施したメッキ枠と組付けます。

剥がした両面テープは再利用が出来ないので、新たにレーザー加工機で切り出します(以前の動画です)。

両面テープの厚みについては、以前ご依頼を頂いた同じフォレスターのオーナー様より「2枚だと厚過ぎる」とのご報告を頂いていたので、今回は1枚のみとしております。

接着面をよく脱脂清掃してから貼り付け、最後に台紙を貼り付けます。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

メッキの枠を艶あり黒に、アクリルプレートは背面を青から赤、表側にスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルエンブレム(フォレスター)表側スモーク本塗り

先日裏側にレッドキャンディー→シルバーメタリック→クリアーを塗装していたスバルフォレスター用の前後エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

表面を#800→#1300相当で研磨足付け処理を行い、

台にセットしてよく脱脂清掃したら本塗り準備完了です。

スモーク=ベースコートを塗布します。

スモークはこの時よりも少し明るく(薄く)なるように調整します。

余り黒くすると赤味が消えてしまうので、そちらも気にしながらスモークを塗り重ねていきます。

濃さが決まったら十分に乾燥させ、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

 

スバルエンブレム(フォレスター)裏吹き

先日裏側の青い被膜を削り通し、透過性の赤=レッドキャンディーで塗装を行っていたスバルフォレスターの純正エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

その後表面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で軽く研磨し、ウォッシュコンパウンドで凹んだ六連星の部分を足付け処理します。装着すると見えない箇所ですが、後で外した時に塗膜が剥がれたりする可能性もあるので、裏側でも100%行います(以前ツイッターで車の新品ドアか何かの裏側を足付けしないままシーラー塗っていた光景を見ましたが、あれって大丈夫なのでしょうか・・・)。

よく脱脂清掃し、

エアーブローを行ったら本塗り開始です。プラスチック素地は露出していないのでプライマー塗装の必要はありません。

まずは粗目のメタリック=STANDOX MIX598を塗布します。粒子が最も大きく輝きが強い反面、隠ぺい力はとても低いので、

その上に隠ぺい性の高いシルバー(具体的にはVWリフレックスシルバー)を重ねます。

マスキングを剥がして一応表側からの色味を確認します。

この後は表面にスモーク塗装を行うので、このまま裏側をマスキングしてそのままスモーク塗装に移行しても良いのですが(そういった仕様もあります)、

万全を期すという場合には裏側にもクリアーを塗っておきます。ベースコートのままでも大丈夫ですが、それだとシンナーやガソリン等が付着するとその痕が表側から見えたりする恐れがあるので、それの防止の為ですね。

ただしこうなると再び熱を入れて完全硬化させないといけないので、次の本塗り(表面のスモーク塗装)までにはもう少し時間を掛けるようになります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム(フォレスター)裏塗装

先日お預かりしておりましたスバルフォレスターの前後エンブレムです。メッキの枠は先日艶あり黒で本塗りを終えています。

まずは裏側の青い被膜を削り落とします。結構厚いので最初は#180から始め、その後徐々に番手を上げていきます。

最終#800でペーパー目を均しました。水で塗らすと透明になります。

表側をマスキングし、芯棒に固定します。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布します。

透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

テールランプを塗る時同様、4コート程に分けて少しずつ塗り重ねていきます。

マスキングを剥がして色味を確認します。

このままだと分かりにくいですが、

 

反射フィルムを当てると丁度良い具合の赤になっているのが判ります。

通常ここからシルバーメタリックを重ねますが、

今回は他の透過性塗装と一緒に行っていたのでここでメタリックを使う訳にはいかず(それが飛ぶと全滅ですので…)、ここで一旦クリアーを塗って完了としてしまいます。

この後は通常通り60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再び足付け処理後にシルバーを塗布し、さらい表側の塗装となります。なのでまだもう少し時間は掛かります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!