先日到着しておりましたバイク用のアルミ製カウルパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
バイクのヘッドライト上、一般的にスクリーンパネルが着く箇所に装着されるパーツです。鋳造では無く、CNC等の工作機械で削り出されて作られた物と思われます。
表面は細かい凸凹があって、そのまま上塗りを行うと中途半端な肌になってデロデロとした気持ち悪い仕上がりになってしまいますので、こちらは研磨して平滑にする予定です。
ちなみに自動車内装部品やバンパー・トップカウル等で表面がザラザラとしたプラスチックパーツがありますが、あれは主に成型時に出来た歪(ヒケ)を誤魔化す為の物で(所謂「梨地」で、これは結晶塗装も同様の効果があります)、対して今回のこちらの凸凹は意匠性を高める為の加工なので全然違う物となります。
なのでラインはしっかり出ている筈ですから、下地処理ではサフェは使わず「研磨→プライマー塗装」のみで行う事を想定しています。
裏側の凸凹はそのままで、ただサンディング(ペーパー掛け)では凹凸の深い部分まで足付け処理は出来ませんから、下地処理にはサンドブラスト→リン酸処理を行うようにします。色は裏表共に「艶あり黒」で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!