ドゥカティカーボンフェンダー塗装承ってます

先日到着しておりましたドゥカティ用カーボンフロントフェンダーです。こちらのオーナー様は少し前に同車のバックミラーの塗装をご依頼頂いた方で、この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

元々ウェットカーボン製で、傷が付いていたとの事なのでオーナー様自らクリアー塗装を行ったとの事ですが、

タレや白化を生じてしまったとの事でこの度御依頼を頂く事となりました。

大まかな作業内容としては、既存のクリアーを研磨して除去し、一旦クリアーで下塗り→その後クリスタルクリアーで本塗りを行う事を想定しています。

白化(カブリ)はクリアー中に細かい空気(水分)を巻き込んでしまう事で起こる現象で、恐らくは塗装した時の気温と湿度が高く、ガン距離が遠いと肌が出来ない(塗って直ぐに乾燥していくので荒れる)ので近くしたら白く濁るようになった、みたいな感じでしょうか。

缶スプレータイプの2液ウレタンクリアーは硬化剤もシンナーも選べないので(使用する季節や気温によっての選択肢が無いので)起きてしまったトラブルかと思います。塗装を仕事でやるようになって判ったのですが、これは技術だけではどうしようもなく、環境や材料など全てが揃ってようやく出来る事なので、ちゃんとやろうとすると大変なんですよね。

白化を修正するには既存の塗膜を全て除去する必要があり、ただしシンナー等の溶剤は素地(素材)を痛めてしまうので使えませんから、地道に研磨してこれらを除去します。

裏側は既に艶消し黒が塗られているので、こちらは塗装せずこのままにする予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

トライアンフフロントカウル塗装承ってます

先日到着しておりましたトライアンフのフロントカウルパネルです。こちらのオーナー様は先日RX-7(SA22C)のテールランプ等レンズパーツの塗装をご依頼頂いた方で、この度もご贔屓頂き誠にありがとうございます!

 フロントカウルの素材はプラスチック樹脂で(恐らくはABS)、そこにカーボン柄の水圧転写を施されています。

 こちらは見本としてお預かりしたサイドカウルで、ここに施されたゴールドカラーのストライプラインを、先ほどのフロントカウルに同じような感じに施すといった御依頼内容となります。尚、こちらは水圧転写では無く本物のカーボン素材となります。

それぞれを見比べると左側のフロントカウル水圧転写のカーボン柄は青味があり、右側のサイドカウルは黄色味があって少し黒い(暗い)です。施工の際には一旦クリアーで下塗りを行うので、その際にオレンジキャンディーで色味を加えたスモークで色味を合わせてみようと思います。

似たような作業としては、以前ウッドステアリングをシフトノブの色味に合わせて塗装した事があって、参考までにそちらの記事を紹介します。

元々はこの様な感じで、そもそも木の材質が違う物だったのですが、

ステアリングに透過性の橙とスモークを塗装して色味を合わせました。こちらの記事から他の画像も見れますので宜しければご参照くださいませ。

カウルの裏側は水圧転写をした時の跡が残っていまして、今回こちらをボディカラーのブラックメタリック近似色と、同じ様にゴールドのストライプラインを入れるよう承っています。

尚、ゴールドのストライプラインは模様になっていて、これは2色のゴールドメタリックをマーブル柄にラップ塗装で表現しています。

色は全然違いますが、似たような感じで以前施工した時の画像を紹介します。

色は勿論、柄の感じもこの時の物とは全然違いますが、今回のゴールドは模様が均一で細かいので、ラップを貼るのではなく、予め皺を着けたラップを叩くような感じにすれば似たような表現が出来るかと考えています。

ただいずれにしてもそれぞれの色を作って混ざった状態の具合を確認しなければならないので、事前に何度かのテストは必要かと思います。

また同じように「FACTORY CUSTOM」のロゴ入れと、

こちらの「TFC」の立体的なエンブレムの制作も承っています。

デザインについてはまだこれからとなりますが、イメージとして以下のような方法を考えています。

この時はオーナー様からステッカーをお預かりし、それを基にデータを作成→レーザー加工機でアクリル板をカットして塗装を施しました。今回はこれの応用で、文字の部分と土台を別々に作成→サフェで継ぎ目を無くして一体化させる方法を考えています。

ちなみに「レーザー彫刻で彫ってしまえば?」と思うかも知れませんが、レーザーによる彫刻だと走破線の跡が出て表面の仕上がりが悪くなるので私的にNGです。

また「3Dプリンターで作ってしまえば」とも思うかも知れませんが、当ウェブサイトでもご案内している通り3Dプリントした素材への塗装は当店ではお受付していません。耐久性が無い為ですね。やるならば3Dプリントした製品からシリコン型を作って樹脂(ウレタンorエポキシ)で注型するか、もしくは3Dプリントで型を作って直接樹脂を流し込むかでしょうか(ただ後者はやはり積層跡が残るのが懸念されるのでNGかと)。

その点既に平面が出ているアクリル板を使った方法であれば継ぎ目を消すだけなので完成度も高くなるかと思います。アクリル板とは違いますが、似たような施工事例を紹介します。

この時は「8」をアルミ板で作成し、それを貼り付けています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ドゥカティバイクバックミラー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたドゥカティ用のバックミラー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装でザラザラとした梨地状態だった物を、

「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で下地を整え、

見本を参考に調色作業を行ない、

塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

小さい方のパーツは干渉面に着いた塗膜を除去し、艶消し黒を塗って見た目を良くしています。

装着するとこのような感じになります。左端は見本としてお預かりしたミラーです。

こちらの画像では左端が見本で、右の二個が今回塗った物となります。

こちらは右端が見本で、左の二個が今回塗った物となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

バイクカーボンリアフェンダー塗装 完成

大変お待たせしました!先日裏吹きを終えていたバイク用のカーボンケブラーリアフェンダーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

お預かりした時はこのような感じで、ぱっと見は変わり映えしないのですが、

元々塗られていたクリアー(ウレタンかポリエステルかは不明)には全体に細かい傷や巣穴、カーボン目の凸凹があって、

今回カーボン目を残す為にサーフェサーやパテは使えませんから、

「研磨→クリアーー塗布→完全硬化→研磨」 を2回繰り返し、

合計3工程のクリアー塗装を行いました。

表面の傷が無くなった事で深みのあるカーボン柄を感じられるようになったかと思います。

クリアーはスタンドックスVOCエクストリームプラスを採用しています(クリスタルクリアーを想定していましたがそちらより上位品質となりますのでご安心くださいませ)。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

裏側は艶消し黒を塗っています(クリアーは塗らない仕様)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

バイクカーボンリアフェンダー 裏吹き

先日3度目のクリアー塗装=本塗りを行っておいたバイク用のカーボンケブラーリアフェンダーです。

最後に裏側に艶消し黒を塗るので、まずはクリアーを塗った表面全体をマスキングし、裏側を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で研磨します。

続けてウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って足付け処理を行います。カーボン繊維の凸凹とした面へもしっかり塗料が密着する為ですね。

この時点ではマスキングはフチより少し手前側まで貼ってある状態で、

ただしこれだと表側から見た時にフチの黒が見えてしまう恐れがあるので、

マスキングテープが食み出るような感じで貼ります。

「庇」のような感じで壁を作り、スプレーガンから出たエアーがそこで跳ね返って塗料がフチに溜まらないようにします。

ぶつ切りでは無く、暈すような感じですね。

今回はクリアーを塗らない仕様なので、ベースコートに直接ハードナーを添加しています。

またそのままだとハードナーの効果で艶が出てしまうので、本来の使い方とはちょっと違いますがフリップコントローラー(MIX008メタリックアディティブ)も添加して艶を消すようにします。

ベースコートを塗り終わったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!