BMW R1200GSフロントフェンダー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW R1200GSアドベンチャーの純正フロントフェンダーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々はプライマー(サーフェサー)が塗られた新品部品で、ボディカラー塗装済み品が既に廃盤ということで今回の塗装をご依頼いただきました。たった2年で廃盤とは、ユーザーにとってはかなり辛い気が・・・。

 またメーカーとしては再補修は想定していないとの事で、溶剤ベースコート用の配合データも存在はしなかったのですが、STANDOXのサポートセンターから「近似色」のいデータを頂いたのでそれを元に色を作成しています。

ちなみに同じSTANDOXでも、完全水性系ベースコートの「スタンドハイド」であれば配合データが存在します。ただ日本では既にこの塗料のサポートが終わっているので(現行は半水性アルコール系のスタンドブルーです)、再補修は想定していないというのは本当の事みたいですね。しかし塗装済み品もないのなら、ユーザーはどうすれば良いのでしょう・・・。

(訂正:9月28日に確認したところスタンドブルーでの配合がありました。勘違いをしていたようです。大変失礼しました!)

色はBMW純正色の「Black Storm Metallic」(カラーコードM46)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

ぱっと見は単なる黒に見えますが、パールや極粗目のメタリックも入っています。

先ほどの場所だと反対側(上面)の撮影が難しかったので、室内蛍光灯の方に場所を移しました。

粒粒しているのがSTANDOX原色の中では一番粗いメタリックです(MIX598)。スタンドックスのサポートから頂いた近似色のデータにはこれが入っていませんでしたが、オフィシャルサイトにあるスタンドハイド(日本では使用不可)の配合データにはこの極粗目メタリック(WB398)が入っていました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW R1200GSフロントフェンダー 本塗り

先日お預りしておりました、BMW R1200GSアドベンチャーの純正フロントフェンダー左右です。

全体を#800相当で研磨して足付け処理を行い、中心の位置に芯棒を固定します。本塗り時にはかなり振り回すので、芯棒の根元には段ボール片を筋交いとして取り付けています。

台にセットし、よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。角などは足付け時にプラスチック素地が露出している個所もあるので、プラスチックプライマーから始めます。

ベースコートを塗布します。

色はBMW純正色の「Black Storm Metallic」(カラーコードM46)で、STANDOXのウェブサイトに配合データは存在しなかったのですが、サポートセンターから近似色のデータを送って貰ったので、それを基に色を作っています。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、軟化剤を入れた仕様にしています。

バイクのフェンダーなので比較的サイズはあるのですが、台に直置きして塗るとフチが塗れないので、芯棒を左手で持って回しながら塗っています(回した時に顔を避けるのが大変でした・・・)。

パッと見は単なる黒(ソリッドカラ―の黒)に見えますが、ホワイトパールやレッドパールも入っています。

またそれだけではどうやっても足りない原色(粗目のメタリック)が見受けられたので、多少調整を行いました。キラキラと光るのがそうで、具体的にはSTANDOX MIX598です。スタンドックスの原色の中では一番粗いメタリックですね。

参考までに、こちらは今回塗装していないフェーエルタンクカバーです。光の当たり方からしてこちらの方がキラキラした粒子が沢山に見えますが、実際は同じくらいになっています。その他透かしの鮮やかな青味を殺すのにオキサイドレッド(MIX567)も少量入れています。

片方のフェンダーにはオーバーハングがあって、如何にもここでクリアーが垂れ易そうでしたが、耐垂れ性能の高いクリスタルクリアーのお陰で何とかなりました。イージークリアーだったら肌が悪くなるか垂れるかどちらかだったと思います。技術云々ではどうにもならない事も、良い材料のお陰で助かります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて強制乾燥硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

YAMAHA VMAXダクトカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日下側の艶消し黒を本塗りしていたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバー、本日完成となります!

最初の状態も紹介しますね。

最初にご用意して頂いた新品部品は、型(アルミ素地)の状態がとても酷く、その後改めてこちらの自家塗装済み品をご用意いただきました。見た目は悪いのですが、どの道新品時のアルミ素地に直接塗られたクリアーは剥がれて腐食してしまうので、新たに塗装するにはこの方が断然良かったのです。

 元々アルミ素地にクリアーが塗られていた部分を「艶ありの黒」に、

「YAMAHA」の凹み文字部分は、少し落ち着いたグレーシルバー=トヨタ グレーマイカメタリック(カラーコード:1E3)を採用しています。

 純正の状態と大きく違うのはYAMAHAの文字周りの歪で、

今回はアルミ素地~サフェーサーを研ぐ事で、純正では見られないシャープなラインに仕上がっているかと思います。

当店でも一度塗っているの判りますが、素地調整をしないまま色だけを塗ってもこういった仕上りにはなりません。アルミのままだとそんなに気にならないのですが、黒に塗ると粗が目立つので、もっとウネウネとした仕上りになってしまいます。

プレスライン(山のライン)より下側は、元のように艶消しの黒で塗装しています。

ベースコートは同じ黒で、その上に艶消しクリアーで仕上げています。

お預り期間はおよそ3ヶ月、紹介した画像はおよそ70枚でした。

 開口部も同じように艶消し黒にしています。

通常のパネル部品のようにプレス成型では無く鋳造品の為、元のままだと全体にウネリがありますが(ありました)、

「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程を経て、純正には見られない美しいラインに仕上がっているかと思います。

YAMAHAの文字部はマスキングでは無く、食み出た余分を拭き取る(削り落とす)と言う方法で行っています。凹んだ部分は、厚さ2ミリのアクリル板を使って研いでいます。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

VMAXダクトカバー 本塗り②

 先日艶ありの黒とYAMAHAの凹み文字部を塗装していたYAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。少し時間が空いてしまいましたが、塗ってから直ぐにマスキングテープを貼るとその跡が残ってしまう事があるので、その後二度焼きをして寝かし、さらに磨き処理も行っておきました。一部ペーパーが当たったままの個所は、この後艶消し黒に塗装する部分なので磨き(コンパウンドを使ったポリッシュ)をする必要が無いからです。

 下側とダクト穴周りを艶消し黒で塗る為、その他の部分をマスキングします。ブツ切り部分は見切りが綺麗になるようPP製のラインテープを使っています。

 被塗面は#1300相当で足付け処理を行いました。

 そして本塗り完了です。お待たせしました!

 当初はベースコートのみの【激安コース】を予定していましたが(ブツ切りマスキングの塗り分けが汚くなるのが嫌だったので)、内容を改め、通常の艶消しクリアー(2液ウレタン)を塗る事にしました。

普通に塗るとバツ切りマスキング部がガタガタになってしまいますが、今回は艶消しクリアーの希釈率を上げて極薄膜になるようにしてそれを抑えています。艶消しクリアーを無用に希釈して塗ると肌が荒れてムラが出易いので、そうならないギリギリの所にしました(形状が平面で無い事も幸いでした)。またこれにより通常よりも艶の消えた仕上りとなっています(塗り方が薄いと艶は消える傾向にあります)。

この後はさらに熱を入れて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

お待たせして申し訳御座いませんが、完成までもう少々お待ちくださいませ!

VMAXダクトカバー 本塗り

 先日単色の黒で下塗りをしておいた、YAMAHA VMAXのダミーダクトカバーです。

今回はYAMAHAの凹み文字部をグレーメタリックに、そしてもう一度全体にクリアーを塗ります。

 まずはYAMAHAの文字周りを、砥石(クリスタルブロック#800)を使って平滑に研磨します。

 その後全体を#1500で研磨して肌を均し、スコッチとウォッシュコンパウンド、スコッチが入り難い凹み文字部はナイロンブラシを使って足付け処理を行います。

 良く脱脂清掃します。

 余分な所に色が飛ばないよう、マスキングをします。

 凹み文字部にグレーメタリック(トヨタグレーマイカメタリック(カラーコード:1E3))を塗布します。

 しっかり隠蔽させたら、文字の周りのマスキングを剥がします。 この後、食み出ている部分を研磨して除去します。

 細かい部分を研ぐ場合は、他の個所を削り過ぎないようマスキングをしながら行います。

 脱脂清掃をして、周りに塗料が残っていないかを確認します。

 台にセットし、

 クリアーを塗って本塗り完了です。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 凹み文字も良い感じに塗り分けが出来たと思います。

後は純正と同じように、プレスラインから下側を艶消しの黒で塗装します。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!