ダイヤルの下地処理

数字の部分は多少歪が生じているのと隙間が空いている可能性もあるので表面を研磨後に全体にサフェーサーを塗っています。もちろんその前にはプラスチックプライマーも。

この後いつものように60度程度の熱を掛けるのですがそれがこの後のひどい仕打ちの始まりでした。この部分だけは恐ろしく熱に弱い造りになっているのです。恐らくは表側の黒い樹脂と裏側の白い樹脂との伸縮率(溶解温度?)に差違があったのでは・・・と思う次第です。

これにより輪郭は見るも無残にヘナへナな形になってしまい、「これはもう諦めて電話機自体の追加補填も仕方ないか」とも考えましたが、ゴトー氏のアドバイスによりこれをさらにバラバラにしてシャコマン(バイスプライヤー)で平な板に圧接し、もう一度高温下に曝す事で強制的に元に戻してみる事にしました。

結果としてはフニャフニャだった輪郭は元の平な形に戻ってくれて何とか収拾がつきました。

いやー、熱可塑性素材を甘く見ていました。これが仕事だったらもれなく胃に穴が空いていた事でしょう(苦)。

くわばらくわばら・・・。

2 thoughts on “ダイヤルの下地処理

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      But I am not good at English. soryy…

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