微妙かも知れませんが

kani-2 少し前にシールの作成をしていて、一応作業工程は撮影していたのですがちょっと微妙なので紹介するのは躊躇っていました。判らない方にはどうしちゃったの?と思われそうですが(苦)、折角撮っておいたので紹介しますね。

kani-3 カッティングステッカーの色はそんなに豊富にある訳では無く、出来ればもう少し柔らかいトーンの色の物が欲しかったのですが、まあ仕事でも無いのであり合わせの物だけで作ってみました。データは一つの物ですがそれを色ごとに分割して各パーツをカットし、一応何セットかを作れるように複数カットしておきます。プラモデルを量産しているみたいでこの作業は結構楽しいですね。

kani-4 そして各色にカットしたカッティングシートを組み合わせて一つのシールにします。フルカラー印刷ならこんな面倒な事をする必要はありませんが、このやり方だと確実に「自分で作ってる感」が大きく結構楽しいです。何より印刷物では無く、素材自体に着いた色を集めて構成している、と言うのが面白いですかね。布を集めて縫い付ける裁縫作業に似ていると思います。またこれなら印刷よりも耐候性が高いですしね。

kani-5 で、出来上がったシールをiPhone5用のスマートフォンカバーに貼ってみました。ただ残念ながら実際の装着事例は見れませんが・・・(持ってません・・・)。

ちなみにこのカニは「カラカラ」なるタオル専門店(!)のキャラクターでして、私的にも思い出深い物があるので今回のシールを作ってみた次第です。このキャラクター自体を知らないとちょっとあり得無い配色だと感じますが、知っている方ならちょっと感慨深い気持になるのでは?と思います。最近流行のゆるキャラよりもっと前の、30年も前から続いているキャラクターですからね。

kani-6と言う事ですが、さすがにこの柄を自前の物に貼るのは・・・と言う方向けにモノクロカラーのバージョンを(勝手に)作ってみました。黒いカニと白いカニがそれぞれ作れます。うーん、ただ普通は作りませんか(笑)。

まあこんな感じでIllustratorなどのソフトを使ってベクトルデータを作る事が出来ればシートを自動的にカットしてくれる「カッティングプロッター」なる機器を使って好きなシールを作ったり出来ます。ちなみに今回はネットから拾ったラスター画像(普通のjpeg画像)を参考に、それの輪郭をトレースするだけで今回のようなベクトルデータは作成出来ます。Illustratorでのデータ作りの基本的な作業ですかね。

またこれの利点としては一つデータさえ作れば色々な物に応用が利くと言うことで、今回のようにシートを変えれば簡単に違う色の物が作れますし、先日紹介したようなレーザー加工にも応用が出来たりします。最近は3Dプリンターが注目されていますが2次元もまだまだ捨てた物では無い、と言う感じですかね。ああでも3次元出力も是非やりたいところではあるのですが・・・(憧)。

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