サーモス塗装(模擬)ワークショップ③

サーモス塗装(模擬)ワークショップ②

先日に引き続き、当工場に遊びに来られたアートペインターGUNさんとG-SHOCK塗装屋さん二人と行ったサーモス塗装の模擬ワークショップの内容を紹介したいと思います。

こちらはG-SHOCK塗装屋さんが塗られた方のサーモスで、青味掛かったドス黒い赤はジオン軍をイメージした色なのだそうです。これで水性塗料だったら完璧だったのですが(なんでもありません)。

今回持ち込んで頂いた自作デカールは、私がいつも使っているデカール用紙(WAVE)よりも厚みが薄いらしく、実際にクリアーを塗って仕上がった物を見た感じでは中々良さそうで、当店の在庫もそろそろ切れる頃ですから次は是非これを使ってみようと思います(ご紹介頂いた物なのでとりあえず商品名は伏せさせて頂きますね)。

実は今回すっかりこちらを忘れておりまして、慣れない環境でいきなりサーモスを塗るのでさすがに難しいでしょうから、取りあえず最初にスプレーガンの感じを掴んでもらう為に先にこれを塗って貰おうと思っていたのです。すっかり私もテンパっていたようで、大変失礼しました・・・!

と言う事ですが、折角なのでこちらも塗って頂く事にしました。

同じくジオンレッドもです。

またGUNさんは今回作ったライムグリーンが気に入ったらしく、ご自宅で行う塗装でもこれと同じ色を再現されたいと言う事で(間違っていたらすいません!)、余った塗料を小瓶に入れて持って帰って頂く事にしました。

通常タッチアップ用塗料を単体での販売はしていませんが、こういう形(私の休日)なら対応が出来そうなので、今後は「塗料だけを作るワークショップ」も行えればと思っています。

実際この日、当店をルートで回ってくれているクロネコヤマトの方も来ていて、前からお願いされていた自転車フレームのタッチアップ塗料を作っていました。自転車用の塗料はその辺で売っていないので困っていたのだそうです。

この時の作業も少しですが撮影しているので後日改めて紹介したいと思います(尚、通常営業ではご来店自体をお受付しておりませんのでご注意下さい)。

  また今回使用したSTANDOXクリスタルクリアーはご両者共とても気に入られた(気になった)ようですので、今度こちらはハードナーとシンナーをセットにした小分け品を当ウェブショップで販売出来るようにしようと思います。

本塗り後には恒温器を使い、まずは40℃×20分で余熱乾燥を、さらにその後60℃40分程での本乾燥を経て完成となります。

いつもは一日掛けてゆっくり溶剤を抜いてから翌日以降に熱を掛けますが、今回はこのまま持って帰って貰うのでちょっと急ぎました。

ただし塗膜が硬化して持って帰れるまでにはさらに1時間は欲しいので、お急ぎの場合には後日発送か、もしくはその辺を散歩でもして頂いて後で寄って貰うと言う事で対応しようと思っています。

今回は塗装経験者(と言うかプロ含む)と言う事でロゴ入れも行って頂きましたが、通常は単色べた塗りのみの対応になると思います。

またクリアーの塗装に関しても、1コート目はかなり控えめに塗って頂き、2コート目の仕上げは当方が代わりに塗るという方法が良いかも知れません。もしくはクリアーは全部代行でも大丈夫です。垂れると修正は出来ない(しない)ので、失敗したら精神的に辛いかなぁと思いまして。

次は従弟が来てくれるとの事なので、そちらも開催したらまた紹介したいと思います。

まずはこの度のご参加誠に有難う御座いました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Optionally add an image (JPEG only)