塗装のサンプル用として、ネットオークションで中古のMIDIキーボードを落札してみました。
「電子ピアノを塗装したい」と言ったお問合せは何度かあるのですが、分解しないと塗装には対応が出来なく、また費用もそれなりになるので中々実現しなかったんですよね。
と言う訳で分解です。爪では無くネジで、殆ど見える部分にあるので公衆電話に比べれば全然簡単です(比べる物でも無いですが)。
今回白い鍵盤は塗らないのですが(さすがに仕事じゃ無いと厳しいので)、ただ黒い鍵盤を外すにはまず白い方を外す必要がある為、後で判るように印をつけておきます。
黒い方は塗装するので、塗っても区別が付くよう見えない箇所に印を彫っておきます。
鍵盤の裏にはプラスチックグリースが塗られているので、ホコリが付かないよう箱に入れて保管しておきます。機会があればこの白い鍵盤も塗ってみたいですね。
実は当初、これらをピンクに塗ろうと思っていたのですが、届いたこの製品が予想以上に綺麗だった為、折角なので素地(印字)を活かした塗装にしようと思った次第です。
下地を透かした塗装と言うと・・・
パール顔料の一種でもある、クロマフレア系の塗装を施そうと思います。
これなら下地の黒によりマジョ―ラ感が強く出てくれますし、また印字のシルバーも見難くはなりますがそのまま残せるのでは、と思っています。ただしその反面、足付け処理が出来ないので(印字が削れてしまいます)、仕事としてはお受付が出来ない内容になるかもですけどね。
尚、取り敢えず下地としてのクリアー塗装は既に終わっていて(カーボンミラーカバーと一緒に塗らせて頂いておりました)、後日また進行状況を紹介したいと思います。