サーモス(模擬)ワークショップⅡ②

先日の練習用ダースベイダーの塗装に続き、今回は本番のサーモス塗装の模擬ワークショップの紹介となります。登場するのは前回と同じく、シューズデザイナーの従兄弟です。

こちらが今回サーモスに落とし込むデザインで、基はこちらのTシャツに使われている物を一部象の所だけ手を加えています。あ、これは内緒だったかな?

 ベースカラーは当初から予定していた濃い紫系で、まずこちらでそれらしい原色を選び、後はそれらを好きなように混ぜて色を作って貰います。

塗装ワークショップ調色は塗装の仕事ではかなり難しい作業の一つでもありますが、プレッシャーさえ無ければ一番楽しい作業でもあると思います。

前回の模擬ワークショップでは足付け処理は私がやっていたのですが、その時来て頂いた方々曰く「こういうのもやった方が絶対楽しいですよ!」と言う事で、今回はこちらも担当して貰いました。

使用するスプレーガンは以前も紹介したIWATAの低圧1.0mm口径で、調整については私が行っていますが、パターン幅や塗料の出方などは予め段ボールに塗って確認して貰います。

また今回はいきなり本番では無く、練習用として市販の方に樹脂を流し込んで作成したダースベイダーを使って試し塗りもして貰いました。こういうのがあれば万が一サーモスの方が駄目だったとしてもダメージが少なく済むのではと思いまして。

先日の樹脂製ダースベイダーの作成&塗装については以下の記事をどうぞ。

サーモス(模擬)ワークショップⅡ①

塗装ワークショップ と言う訳でいよいよ本塗り開始です。

まずは最初に作った紫パールのベースコートを塗布します。

 塗装作業はフラッシュオフタイム(乾燥時間)など、意外と手の空く時間があるので比較的リラックスして作業は出来ると思います。前回いらっしゃったGUNさんは恐らくその場でツィートしていたのではないでしょうか。

また今回はデカール入れにも挑戦して貰うのですが、いきなり本番はさすがに厳しいので、まずは使わなくなったデカールで練習を行って貰います。

ちなみに以前同業の方から「デカールの上にクリアーを塗る場合どうしても上手くいかない」といった相談を受けた事がありますが、ワークショップでは余すところなくそういった事も教えられますので、困っている方には良いかも知れません(ただし通常デカールの貼り付けは二回目以降や塗装経験者に限らせて頂くかも知れません)。

 練習を終えたらいよいよ本番です。

まずはデカールを貼り付ける個所に専用の接着剤(マークセッター)を塗り、

塗装ワークショップ 印刷したデカールを貼って、筆で綺麗に伸ばして貰います。

色々な方に意見を伺ったのですが、やはりと言うか単色べた塗りよりも何かしらロゴやネームなどを入れた方が面白い!と言う事で、それに関しては「マンツーマン」と言う形で対応するようにしました。この辺は先日行って来たストアカの撮影講習会行きも参考にしています。

 そして再び工場の一階に戻り、

塗装ワークショップ クリアーを塗ります。

 使用するのはSTANDOXクリスタルクリアーで、今回は結構塗り過ぎてしまったのでクリアーが垂れないよう20分間くらいグルグル回しておいて貰いました。次回までに自動的に回してくれる台を作っておきます。

本人的には納得できない事だらけだったようですが、初めてスプレーガンを握ったにしては十分過ぎるといったところでしょう。

製品はまだこちらで預かっていますので、後日完成後には撮影も行いたいと思います。

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