BMWパニアケース用カーボンエンブレム 下塗りクリアー

bmw16BMWのカーボンパニアケースの作業はまだ先になるのですが、それに取り付けるカーボンプレートはクリアーの下塗りが必要だったので、他の本塗り作業の序にクリアーだけ塗らせて貰う事にしました。表面と側面は#400→#600で足付け処理してあります。

bmw17 クリアーを塗ってみると、全体にピンホールが発生しているのが判ると思います。一見するとハジキに見えますが、これはカーボン繊維の折り目の所に出来ている巣穴です(そこに離型剤が詰まっていてハジくと言うこともありますが、今回のはそれと違う感じです)。

bmw182コート目のクリアーを塗る前に、穴が空いたところにクリアーを筆指ししておきます。

bmw19 ちなみにクリアーの筆指しには専用の物があって、今時本当の筆を使うような事はありません。

手前の2本がそれで、先端のポッチのサイズによって色が違っていたりします。以前は紫色のを使っていましたがそれだとちょっと大き過ぎるので、今は下から二番目の極小をメインに使っています。

上の2本の筆はこれでもかなり細い物ですが、クリアーを筆指すとなるとこれでは不向きなのです。

bmw20 その後クリアーを二回塗って都合3コート塗り重ねました。表面張力でフチが盛り上がってしまっていますが後で削るので問題ありません。

bmw21 先ほどの画像にあった上から二番目の筆で、私的にお気に入りなので纏めて在庫しています。

bmw22 先ほどの筆指し用のピックは、こんな感じでシンナーを入れた小瓶に挿した状態で保管してあります。溶剤に浸けっぱなしなのに剥がれないって言うのが凄いですよね。

bmw23 先ほどの小瓶にはこういった物も一緒に入っていて、これは「スピナール」と言う、塗装面に付いたゴミを取り除く為のツールです。

一見すると単なる針金みたいですが全然違うんですよ。

bmw24スピナールの先端はバッタの足みたいに小さなギザギザが付いていて、この先端に毛埃が触れとしっかり絡み付いて簡単に取れる!と言う算段です。ちょっとした物ですが実に凄い物で、これのお陰で塗り直しを免れた!と言う塗装屋さんは多いのでは無いでしょうか(と言うかこれが無いと無理ですよ)。

カーボンプレートは一応もう一度下塗りを行い、その間に本体のカーボンパニアケースの作業もスタートすると思います。と言ってももう少し先になりそうですが・・・(すいません)。
どうぞもう少々お待ち下さいませ!