自作塗装スタンド(保管用)

yamato2 先日紹介しました熱風乾燥器ですが、塗った物を中に設置する為の台が全然足りないので早速作ってみました。ちなみに上の画像のは今まで使っていた物で今回作った物ではありません。

paintstand1 今まで使っていた物も一応自作した物なのですが、ただこちらは単に保管する時だけ使う為の物なので適当な板に穴を開けて鉄の棒(全ネジの端材)を打ち込んだだけの物です。なので塗ったものをこれに挿して移動するのはちょっと不安だったんですよね。

robi45実際の本塗りでは一度にこれだけの量を塗る事もあるので(これはかなり特殊ですが…笑)、これら全てを一度に乾燥機に入れて並べられる台が欲しかったのです。

paintstand2 被塗物を固定するのに使っているのは養生紙(ロールマスカー)の芯として使われている筒状のボール紙で、サランラップを使い終わった後に出るアレと同じ物です。

要はこれを立てて固定出来れば良いだけなので、当初は市販の「試験管スタンド」を買おうと思っていたのですが、どうやら試験管と言うのは規定のサイズが決まっているらしく丁度良い物が無くて、だったらと言う事で自作する事にしました。

paintstand3 また狭い場所でも安全に抜き差しが出来るよう高さも12センチで抑える事にします。

paintstand今回使用する材料は6ミリ厚のMDF板で、横幅が60センチ、縦が30センチ、100円ショップで200円で売っている物です。板に合わせてギリギリのサイズでデータを作製しました。一片は25センチです。

factory (1 - 1)-26そのデータを基にして、MDFをレーザー加工機でカットします。尚、こちらの画像は以前使った物でして今回のとは全然関係がありません。左の彼は当フェイスブックページでリンクしているタスナニカさんで、右は同じくFBページでリンクしているRe.EGOさんです。その後の経過はまたの機会で紹介したいと思います。

paintstand56mmのMDF板を手作業で切るとなるとそれなりに大変ですが、レーザー加工機ならデータさえあれば殆ど手間要らずでカットしてくれます。最近はお洒落な店舗で時間貸ししていたりするのでかなり身近になったのではないでしょうか。

paintstand4と言うわけでジャジャーンと!

レーザー加工機はエラーさえ出なければ後は勝手にカットしてくれたりします。超有能ですよ。

paintstand6要らない部分を外しました。

paintstand7本当は作業机に移動したかったのですが、現在R2-D2の改造で作業場の殆どが埋まってしまっている状態で、仕方ないのでレーザー加工機のテーブルでそのまま組み付けてしまいます。

paintstand8今回のは一作目なので嵌め込みが緩い箇所やキツイ部分がありましたが、次回にはデータを修正してさらに精度を高めたいと思います。

paintstand9そして完成です!何とデータ作成から2時間で出来ました。何とか今日中に作ってアップしたかったんですよね。

paintstand10柱の高さは12㎝で、上の穴から筒を通して下にあるピンに挿すとかなりしっかり固定されるので、塗った物を差し込んだまま運んでもズレ落ちたりする心配はありません。手間と材料を掛けられるなら天板と同じように穴を開けたパネルをもう一枚入れると良いかもですね。

paintstand11こんな感じで実際に塗った物を入れてみました。最大で9個セット出来ます。

この状態で乾燥機で熱を入れ、その後エレベーターに積んで二階に移動、そしてこのままの状態で保管部屋で完成まで寝かせるようになります。

最低あと3個は欲しいのですが、その前に少しの間実際に使ってみて何かしらの改良点を見つけたいと思います。私的には横に取っ手が欲しいのと、角にはアールを付けた方が良い気がするんですよね。何だかパルテノン神殿みたいなのが少し嫌でして(苦笑)。

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