以前こういった小物塗装用のスタンドを自作していて、これはこれでとても重宝しているのですが、
その後クリップ単体で使うケースが増えて来て、
ただこれだと台の高さがあるのでクリップを持つ部分が狭く、なので新たに専用の台を作る事にしました。
ちなみにこれらのスタンドは以下ページの記事にある物です。
自作塗装スタンド(保管用)
取り敢えず以前のデータの基にして半分ほどのサイズに変更し、
レーザー加工機でテストカットをしてみます。
が、何故かちょっとエラーが出て一部が違う形に…。
まあ取りあえずは試作と言う事で一応組んでみました。
クリップが掴み易いようにと今回は高さは50ミリに抑えたのですが、ちょっと低すぎたようで不安定な感じが否めません。
また一応中央にボール紙の棒も挿せるようにしましたが、この高さじゃ全く意味が無かったですね。この辺がやはり二次元で見ているだけの場合と実際に三次元に起こした時の違いでしょうか。俄然やる気が出て来ます(病)。
と言う訳で新たにデータを見直しました。今回は3コート・・・じゃ無くて三層構造です。
使っている材料はいつもの6ミリ厚のMDF板で、横幅が40センチ、縦が30センチのサイズです。
ちなみにこのような塗装台は既に「模型用」として市販されているのですが、それらはプラスチック製だったり、被塗物を挿したまま持ち運ぶ事は想定していないようなので、だったらと言う事で自作してしまおうと思った次第です。データさえ出来てしまえば量産も可能ですしね。
と言う訳でジャジャーンと!取り敢えず塗装台Ver.2.1の完成となります。
尚今回は以前作ったスタンドよりも穴のサイズを少し小さくし、接着剤無しで組み付けられるようにしました。前回はレーザーで焼けてしまう分を考えなかったので挿し込む個所が緩かったんですよね。
ただ今回の物は仕事で使う物なので、念の為天板のみ木工用ボンドをくっ付けてます。
今回は中板(底板)に少し大きめの穴を開け、そこにクリップの柄を通して安定するようにしました。
また中板のサイズを少し広くする事で柄のが外に食み出さないようにもしています。隙間に指を入れられるので台から持ち上げる時も遣り易いですかね。
この状態でもしっかり固定されていますが、
さらに中板を上にスライドする事でホールド性が高まります。こいつ・・・動くぞ!みたいな(判りませんか)。
普段の仕事では塗り終わった物を乗せたまま移動させる事が多いので、これだけしっかり固定していれば隣の被塗物と接触するような事も無いと思います。
落とそうとしても落ちないくらいなので、塗る時はわざわざクリップを一本ずつ抜いて持つのではなく、この台ごと持って塗った方が楽かも知れません。汚れたらまた作れば良いですしね。
尚、今回作った物は以下よりPDFファイルがダウンロード出来ますので、レーザー加工機を遣える方はご自由にお使い頂ければと思います。使い易いよう適当に改造してみたりもどうぞ。
また以前作製した台も今度増産するので、細部を修正したらそちらもアップしたいと思います。大した物では無いですが、完成度が高まればウェブショップでも販売しようかと思います。