先日ラップ塗装を行っていた色見本用のマイク×3です。その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、表面の凸凹したクリアーを#800~#1500で平滑に研ぎ出します。
良く脱脂清掃し、ベースクリアー(色の無いベースコート)を塗布しています。
ドライプリンターを使って、デカールシートに「SHURE」のロゴを白とシルバーで印刷しました。
デカールシートから適当なロゴを切り取り、木工用意ボンドを溶かした水に浸けて台紙を剥がします。
イエローオレンジ系には黒いロゴが似合うかと思いましたが、やはりと言うか若干埋まり気味です。黒はシャドウに使うか、フチにシルバーを入れるかすれば良いかもですね。
作業自体はアバウトな感じですが、クリアー塗装→強制乾燥の工程を3回行っているので結構手間は掛かっているんですよね。
今までは余り乗り気では無かったラップ塗装ですが、マイクには中々良いかも知れません。赤はメタル系(色のメタリックの事では無く音楽の)に合いそうですよね。
ちなみにこれらは色見本としての物なので当然ながら売り上げにはなりませんが(それ故に余りのめり込むと危険です…)、マイクの塗装はプロの方(主に音響関係や芸能事務所等)からのご依頼も多いので、完成画像を紹介出来ると次に繋がる可能性が高いのも特徴です。
または見本では無く実物を塗ってそのまま販売すると言う手もありますが、在庫している内に製品の保証期間が無くなってしまう恐れがある為、その辺で余り一般向けでないマイクはちょっと難しい所もあります。製品の保証期間が一年だとして、買った時に既にそれが過ぎていたらとても嫌でしょうしね。
それでは完成次第改めて撮影してまた紹介したいと思います。
そして次回はいよいよ迷彩柄のマイクを塗ってみようと思います。