先日本塗り前のテストを行っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。
よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。
既にプライマーは塗ってありましたが、足付け処理の際にアルミ素地が露出してしまっている箇所があるかも知れなく(見た目的にはほぼ大丈夫でしたが念のため)、また直接上塗り=結晶塗装を行うと肌が伸びすぎる恐れがあり、垂れ肌防止の為にも塗っておく事にしました。塗装屋さんなら判ると思いますが、通常の塗装でいきなりトップコート=クリアーを塗るとレベリングし過ぎてしまいますが、それの防止の為に敢えてベースクリアーを塗っておいたりしますよね。なので今回はいつも結晶塗装の前に塗っているプライマーを、それの代わりに塗ってみた次第です(先日のテストピース塗装でも同じようにしています)。
塗装内容=塗り方は事前に行ったテスト塗装を参考にし、希釈率を20%、口径1.5ミリのスプレーガンで全体が均一になるよう4コート程を塗り重ねました。
事前にテストを行った甲斐もあって理想通りの結晶目が並びました。
結晶塗装用の塗料=リンターは保管する期間が長くなるとチヂレ目が発生しなくなる事があり、それが原因で結晶目にムラが生じてしまうのですが、保管方法にかなり気を遣っていたお陰で購入時と遜色無い仕上がりに出来たと思います。
(正直この半年間ずっと心に重く圧し掛かっていて、ようやく健やかに眠れそうです。)
ちなみにリンターを使った事がある方なら判ると思いますが、届いたその日が最も結晶目が出やすい状態になっています。
そこから時間の経過と共に塗料中の樹脂が分離したり酸化して徐々に結晶目が現れ難くなっていくので、
劣化=皮張りが始まる前に容器を小分けし、極力空気(酸素や湿気)に触れる面積を減らし、涼しい場所(理想は冷蔵庫)で保管するようにしています(リンターが廃盤になった時にメーカーの技術者さんと話す機会があり、この方法で間違いないとお墨付きを頂きました)。
ただリンターが廃盤になるとは思ってもいなかったので、殆ど使わない調整用として購入した白などは殆どが廃棄になってしまうかと思います(ちなみに廃棄する塗料は購入した塗料販売店にて有料にて回収して貰えます)。
この後は恒温器で二度焼きを行い、最後にオイル注入口の当たり面を研磨しておきます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!


