インプレッサインマニ 下地処理

 先日お預かりしておりましたスバルインプレッサ(GC8)のアルミ製インテークマニホールドです。

その後アルカリ洗浄槽~溶剤槽に浸け置きし、内部の洗浄~旧塗膜の剥離を行っておきました。

全体的に綺麗ですが、塗膜が剥がれていたところには多少なり腐食が見られます。

特にインジェクター取り付け部は粉を吹いています。

恐らく水(湿気)が溜まってしまうのではないでしょうか。

ガスケット取り付け部にマスキングテープ→ガムテープでマスキングをし、

 ブラストボックスに入れ、

 サンドブラストを行います。

粉を噴いていた箇所も綺麗に削り落しておきました。

その後リン酸処理を行い、綺麗に洗浄してよく乾燥させ、再びガスケット取り付け部をマスキングしておきました。

後は本塗りのタイミングが来たら全体にプライマーを塗布し、ネジ取り付け部を艶消しの黒に塗装し、マスキングをしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

TOYOTA86樹脂製インマニ&カバー結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたトヨタ86用の樹脂製インテークマニホールドとカバーパネルの二点です。

こちらのオーナー様は以前同型のインマニを青の結晶塗装でご依頼頂いた方で、今回はこれらを赤の結晶塗装で承りました。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難うございます!

 カバーを外した状態で、前回は青いカバーの色に似せてインマニの方だけを塗装しました。その時の画像を紹介させて頂きます。

元々青い色をしたカバー(着色樹脂)があって、その色に似せてインマニを青の結晶塗装に仕上げました。

その他の画像はこちらのページで紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。かなり昔の事だ思っていましたがまだ5年前なんですね・・・。

 樹脂の素材はPA=ポリアミドで、PP(ポリプロピレン)と同様、塗料との相性(密着性)は良くありませんから、下地処理としてサンドブラスト加工を行ってからの上塗りとします。

 裏側にはアルミテープが貼ってあって、

 ただブチル(熱可塑性のベタベタする素材)で貼ってあるので綺麗に剥がすのは困難ですから、いつものようにマスキングでの対応とさせて頂きます。

 そしてカバーパネルです。

こちらは凸文字部分にシルバーが塗ってあって、これをそのまま綺麗に残すのは難しいですから(サンドブラストをしなければ残せますが)、型を取ってマスキングシートを作成し、再度シルバーで塗り直そうと思います。

以前施工したアウディエンジンカバーの塗装が判り易いかと思いますのでそちらを紹介させて頂きますね。

 サンドブラスト後に凸文字の天面を研磨して#800くらいに仕上げ、プラスチックプライマー、シルバーを塗布しています。

 その後凸文字よりも一回り大きいサイズのマスキングシートを貼り、

 結晶塗装後に剥がします。

最終的にこのような感じで仕上がります。シルバーは金属っぽい質感になるSPFシルバー(またはMIX818)を使う予定です。

尚、本体は結晶塗装の鮮やかな赤で、こちらも以前の施工例がありますのでそちらを紹介させて頂きます。

その他の完成画像はこちらのページからご覧いただけます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMWヘッドカバー&サージタンク塗装 完成

 先日本塗りを終えていたBMW E24ヘッドカバーとE34 M5用サージタンク、小物部品の合計3点です。最後にヘッドカバーの凸文字部を研磨して光らせます。

  エアーツールは使わず、当て板を使った手研ぎで#120~#800まで研磨します。

 元々このヘッドカバーの凸部は高さが無いので(薄いので)、塗装面にペーパーが接触しないよう注意が必要です。

 研磨後、アルミ素地の腐食の進行を遅らせる為にクリアーを筆で塗っておきます。クリアーは普通の2液ウレタンです。真ん中の3本が塗った状態で両端は塗っていない状態です。

この後ふたたび60℃40分程の熱を掛けてクリアーを硬化させます(単体では行わず、他の何かを焼くときに一緒に恒温機に入れさせて貰います。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

サージタンクと小物部品は艶消し黒のような塗装が施されていて、

ヘッドカバーはフィンの一部がフライスで削り落された状態となっていました。

これにアルミ板をカットして作った(業者さんに作って頂いた)ALPINAのロゴを貼り付けています。

 色はガンメタっぽい結晶塗装となります。

本来は二分割になるサージタンクですが、そのままでOKとの事でこの状態のまま作業を行いました。

 内部にあったバタフライは取り出せない為(サージタンクを分解していない為)、そのまま残し、傷が付かないよう軍手で覆って保護してあります。

 BMWのロゴは一部が欠けていましたが、一応は目立たないようになっているかと思います。

 今回アルミ板は2ミリの厚さで作成して貰いましたが、1ミリで良かったと思います(かなり削りました)。

 近接画像です。

ボディーシューツのような単なるザラザラでは無く、幾何学的なチヂレ目模様になっているのが判るかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き誠に有難うございました!

BMWヘッドカバー&サージタンク 本塗り

 先日下準備をしていたBMW E24ヘッドカバーとE34 M5用サージタンク、小物部品の合計3点です。

 結晶塗装は熱々の状態で場所を移動したりしなければならない為、手で持って運べるよう木の板にネジで固定しています。

 サージタンクは当初立てた状態で塗ろうかと思っていましたが、

 あまりにも大きいのでそれは止めておき(万が一でも大惨事です)、いつものように先に片側を塗ってからひっくり返す方法にしました。

 立てた状態に出来るようにと取り付けた板は、倒して置いた場合でも丁度良い塩梅で、被塗面が台に接触せず置く事が出来ました。

 まずはプライマーを塗布します。

 ヒックリ返して全体に満遍なく塗ります。

ホースパイプ取り付け部はプライマー塗装後にベースコートの黒を塗り、マスキングをしておきます。

塗色については最初にお預かりした「ハンマートン塗装が施されたヘッドカバーの色味に似たような感じで」と承っておりまして、ただ今回はそれとは全く違う「結晶塗装」となりますから、

 何とかそれに似たような感じの色味で対応する事となりました。

黒では無く、ガンメタっぽい感じの結晶塗装となります。

エンブレムの外周の円の一部に何かが当たって欠けたような感じになっていましたが、アルミ片を接着する事で殆ど判らない感じに出来ているかと思います(ただこの後削り出すと切れ目は判ると思います)。

本塗り途中にこれをひっくり返すのは大変な作業ですが(ワンミスで塗り直し確定です・・・)、事前に何回も練習しておいたので問題なくスムースに出来ました。

 全面良い具合の結晶目に出来ているかと思います(簡単そうでこれが実に大変です)。

 こちらは振動吸収ゴム付きボルトを外す方法が判らなかったのでマスキングでの対応となりましたが、そのままで塗ったとは判らない仕上がりに出来ているかと思います。ty

この後はもう一度140℃30分くらいで二度焼きし、後日ヘッドカバーの凸部を研磨して光らせ、露出したアルミ部には腐食の進行を遅らせる為にクリアーを筆塗りしておきます。

それでは完成しましたら改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWヘッドカバー&サージタンク 下準備

 先日より作業を着手しておりますBMW E24ヘッドカバーとE34 M5用サージタンク、そしこちらの小物部品3点です。

アルカリ洗浄槽への漬け込みで殆ど塗装が剥がれてしまったのですが(全く密着していなかったようです)、隅に若干残っているのと、部分的に腐食が発生しているので、予定通りサンドブラスト作業を行う事にしました。

 処理後です。

 その後リン酸処理も行っておきました。

 そして巨大なサージタンクです。

こちらは溶剤槽に漬け込んでおいて、大分塗装は剥がれてくれたのですが、一部かなり丈夫な塗装が残っていたので、どうせならという事でこちらもサンドブラストを行っておく事にしました。

 各部をマスキングします。

 梨地のザラザラが強いので、ワイヤーブラシやスクレーパーでは中々落とせません。

 こういった塗膜も「剥がれる予備軍」になるので、しっかり落としておく事が必要となります。

 サンドブラスト処理完了です。

サンドブラスト作業後は砂が着いて埃っぽく、ただ現在の工場は比較的住宅街にあるので露店で派手にエアーブローなどは出来なく、なのでこの後はそのままリン酸処理~洗浄(水洗い)を行います。

 その後良く乾かし、塗装をする為の準備を行います。

ヘッドカバーの場合は片面で済むのでそんなに手間は掛かりませんが、サージタンクやインテークマニホールドは全面360度の塗装が必要となる為、設置方法にも色々と手間が掛かります。

ヘッドカバーに比べてインマニ等の金額が高いのはこういった事が理由で、たとえ同じ1部品でも、塗装として考えると「1枚」か「6枚」というくらいの違いになり、さらにそれを一度に全面となると結構大変です。

 固定に使うのはM5の全ネジで、挿した状態で同じ長さになるようカットし、

 カット部のネジ山を立て直し、

 板をボルトで挟むようにして固定します。

 この位置が丁度重心の中心となった為、被塗物(サージタンク)にも負荷が掛からずしっかりとした固定が可能です。

ただこのままだとちょっとした接触で倒れてしまうので、本塗りの際にさらに板を台にボルトで固定して万が一にも倒れたりしないようにしておきます。

そして先日ALPINAの凸文字を取り付けたヘッドカバーなのですが、

 BMWのエンブレム部分に一部気になるところがあって、

凸部を研磨した際、元の場所に戻そうとしたところ、金属疲労で折れてしまいました・・・!

 折れた物は脆くなっていて使い物にならなかったので、適当なアルミ板をカットして構造用エポキシ接着剤(3Mオフホワイト)で固定し、

  研磨してそれらしく直しておきました。

この後は各部をマスキングし、タイミングが来たら本塗りを行います。

それでは作業が進行次第また改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!