BMWヘッドカバー&サージタンク塗装承ってます

 先日到着しておりましたBMW E24ヘッドカバーと、E34 M5用サージタンクと小物部品です。こちらのオーナー様は以前から何度か当店をご利用頂いている業者様でして、今回こちらをALPINA/B9に使用されるとの事でご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き誠に有難うございます!

 ヘッドカバーはかなり前にお預かりしていた物で、既にサンドブラストと、フィンの一部が削り落された状態となります。

 サージタンクは今まで見た事が無いような大きなサイズで、

 どうやら二つの部品をボルトで固定して一つになっているようです。今回こちらは取り外さず、そのままの状態で作業を行います。

こちらの部品はどういった物か分からないのですが、現状は黒い結晶塗装が施されています。

そのまま溶剤に浸けようと思ったのですが、一部にゴムが使われているのでそれは避け(ゴムはブニョブニョになってしまいます)、こちらはサンドブラストで塗膜を剥がすよう承っております。

 色の参考にと、今回こちらの塗装済みヘッドカバーを一緒にお預かりしました。

ただ現状は結晶塗装では無くハンマートン塗装が施されていて、この塗料は他の塗装に激しく悪い影響を与えてしまうので当店では対応しておらず(ハジキまくります)、代わりにこの色味を参考にした結晶塗装で対応をさせて頂く事となりました。

またこちらのヘッドカバーは先に返却しなければならない為、手元にあった色見本帳から近似色を探し、今度はこれを参考にして結晶塗装の塗料を作成します。アナログなリレー方式はどうしても誤差が生じますが、その辺りの事もご理解いただいております。

そしてヘッドカバのフィンが削られた部分ですが、今回はこちらにALPINAの凸文字をアルミで作成し接着~塗装後に研磨して光らせます。現在お預かりしているRB26エンジンタイミングベルトカバーの「8」と同じような方法ですね。一個だけでも大変なのに、まさか6個とは・・・(ですので今回は金属加工の専門会社に協力をお願いしようと思います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

NAロードスターヘッドカバー 結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたマツダNAロードスターのヘッドカバーです。こちらは以前NDヘッドカバーの結晶塗装や、フューエルキャップのハイオク仕様の塗装をご依頼頂いた方となります。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難うございます!

 腐食は見られないので下地処理はリン酸処理とプライマー塗装のみ(サンドブラストは無し)で行う予定です。色は所有されているロードスターのボディーカラー、マツダ「ブルーブラック」(カラーコード:HQ)に合わせた結晶塗装で承っております。また塗装後には凸文字部を研磨して鏡面状に光らせ、最後にクリアーを筆塗りします。

 マツダのブルーブラックなる色がどういった塗装色なのかを確認する手段としては、STANDOXでは無くRM社の色見本帳を使うのが便利です。以前趣味みたいな感じで買っておいた物ですね。

スタンドックスの場合はユーザー登録が必要なのですが、RMは誰でも利用できます。

http://www.rmpaint.com/jp/color-universe

ここからメーカー名とカラーコードを入力するとカラーマスター(色見本システム)の番号が「SB268.50」というのが判るので、

 引き出しの中から該当する番号の色見本を抜き出します。

 一般的な自動車補修用塗料の色見本帳はメーカー毎に分かれていますが、こちらのRM社のカラーマスターなるシステムは色相毎に分かれているので、欲しいと思った色板が発見し易いのです(ただし年間保守費用は払っていないので新色には対応していませんが…)。

ただ塗装屋の私が見ても黒にしか見えません(笑)。

一応オーナー様にも確認したところまさにその通りのようでして、「黒に見えるならそれはそれで問題ありません」とのお言葉も頂戴しているので、無理に青を多く入れて青味に見せるのではなく、この色見本を参考にしたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難うございます!

カワサキZ400FXヘッドカバー結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたKawasaki Z400FXの純正ヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は結晶塗装の紺(黒に近いどす黒い青)に塗られていて、使用した跡も無いのですが、「青で頼んだらこんな風になってしまっていて・・・」との事で、この度当店のインスタグラムから施工例を見て当店にご依頼頂いたとの事です。確かにこれではちょっと日陰に入ると黒にしか見えません・・・。

ご希望頂いたのは「一方通行の標識みたいな青」との事で、ただ白が入り過ぎると色が濁ってしまうので、以前施工したトヨタ1ZZのヘッドカバーに採用したような、パールを使った青で表現をしたいと思います。画像を紹介しますね。

その他の完成画像はこちらのページからご覧いただけます。また装着後の画像とレビューもオーナー様から頂いておりますので宜しければこちらの記事もどうぞ。

こちらはメルセデスベンツのW124ヘッドカバーで、パールは使っていませんが似たような感じとなっております。その他の画像はこちらのページで紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

こうやって見比べると、如何にイメージがズレていたのかが判るかと思います(ただし確かに「青」と言えばそう見えなくも無いので、この辺が難しいところだとは思います)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

メルセデスベンツM103ヘッドカバー結晶塗装 完成

 先日本塗りを終えていたメルセデスベンツW124のヘッドカバーです。

今回凸部のフィンは研磨しませんが、オイルキャップ当たり面はいつものように塗膜を削って素地を露出させておきます。

 #120から始めて、最終#800で光らせておきます。

 そして裏側のバッフルプレートを取り付けます。ネジの落下防止に液体ガスケットをネジ穴に注入しておきます。

カバーを取り付け、ネジを締めて完成です。この後一日寝かします。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

当初はBRABUS仕様のヘッドカバーでのご依頼だったのですが、途中色々とありまして、オーナー様には改めてこちらのヘッドカバーをご用意頂いての塗装となりました。色々とお手配、お手数を頂きまして誠に有難うございました。

 色は鮮やかな赤の結晶塗装となります。

最初の画像に比べると赤が薄く見えますが、これは撮影環境によるもので、実際はもっと鮮やかな赤に見えますのでご安心くださいませ。

 順光にして撮ると赤が鮮やかなのが判るかと思います。カメラの設定は変更しておらず、撮っている方向が違うという事だけです。

 こちらはコンパクトカメラでのマクロ撮影となります。

遠目だと艶消しに見えますが、近くで見ると艶があるのが判るかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

メルセデスベンツM103ヘッドカバー結晶塗装 本塗り

去年の夏頃にお預かりしておりましたメルセデスベンツW124のBRABUSヘッドカバーですが、途中色々とありまして、その後新たにこちらのノーマルのヘッドカバーへと変更になりました。

 いつもはそのままの状態でブラスト屋さんにお願いしていたのですが、現在は旧塗膜は剥離した状態でという事になりましたので、いつものように溶剤槽に浸けてある程度の塗膜を剥がしておきました。

この型のヘッドカバーは裏側にも塗装が施されているので、そちらもある程度剥がしておきます。

 その後ブラスト屋さんに発送し、戻ってきた状態です。

 丁寧に仕上げて頂きました。

尚、洗浄をするとより酸化(腐食)し易くなってしまいので、ブラスト後はエアーブローのみに留めておいて頂いています。イメージとしてはうどんの麺に打ち粉がまぶしてあるような感じでしょうか。

 その後作業のタイミングが来たら全体をシンナーで洗い流すようにして脱脂洗浄を行います。

 裏側も同様に行い、エアーブローをしてしっかり乾燥させます。

 まずはホースパイプ部にプライマーを塗り、続けてベースコートの黒を塗っておきます。

 今回は腐食し易いマグネシウム合金の為、表裏共に耐食性の高い浸透型エポキシプライマーを塗布します。

またスプレーガンでの塗装では奥まった箇所までプライマーが届かないので、そういった部分は筆でしっかり塗りこんでおきます。

一旦熱を掛けて硬化させます。

 続けて表面も同様にエポキシプライマーを塗布します。

 そして結晶塗装の赤を塗布します。

 マグネシウム合金鋳物は特に巣穴が多く、熱を入れている最中にそこがプクッと膨れる為、傍で監視し、膨れた箇所は針を使って虱潰しにしていきます。

画像だとまだチジミきっていない状態で、ここからさらに結晶目が現れて艶が消えていきます。

 120℃~170℃くらいの熱を30分程掛け、塗膜を硬化させたら本塗り完了です。大変お待たせしました!

 今回は凸部のフィン部分は研磨しないよう承っております。

 この後は恒温機でもう一度140℃20分程の熱を掛けます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!