レガシィ内装パーツ(from滋賀) 下準備

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こちらは「半艶黒」でご依頼頂いているレガシィの内装パーツ4点です。同じく「半艶仕様」でご依頼頂いているフォレスターのツマミと一緒に塗れるように準備をしておきます。

ちなみに画像左側の部品二つは新品で、元々は「艶消し黒」だったものを「半艶黒」に塗りなおします。

これを見たブレーキ屋さん曰く、「どっちも同じように感じるけどそれは意味があるの?」との事ですが、オーナー様としては全然違うんですよね。気にするところは人それぞれなのです。

ちなみに私が今読んでいるクリスアンダーソン氏の著書「メーカース」の文中で、「人はみな、異なる欲求とニーズを持つ、唯一無二の存在だ。インターネットには、物理的な市場にはない、僕達全員の居場所がある」、と書かれています。

さらにそれに続けて、「いま、物質的なモノにも、同じことが起きている。」とも記載されています。何かここで紹介している事に似ていますよね。

一昔前であれば、今回のような「半艶黒」で統一された製品が売っていなければ諦めるしか無かったのですが、現在であればインターネットを使ってそれを実現出来る店舗を探す事は難しく無く、しかも個人レベルでそれを形にする事も可能になりました。昔はどこも個人じゃ全くと言って良いほど相手にもしてくれませんでしたよね。私も何度も苦い思いをしました・・・。

ちょっとした事でも自分好みに出来る小物塗装はかなりニッチな市場ではありますが、これからもこういったご依頼はもっと増えて行く気がします。

ちなみに塗装屋の見解としては「艶消し」と「半艶」は全然違いますよ(笑)。