フェラーリの鍵 サフェ塗り

ferrari3 こちらは先日お預かりしているフェラーリ430の鍵ですね。作業着手しておりますのでご安心下さい。

カバーの一部に傷があったのでその分を削り、平滑になったら「プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布」とします。サイズは小さいですが自動車ボディを修理する基本的な作業方法と全く同じですかね。

ferrari4という事でサフェーサー塗布完了です。勿論2液ウレタン性なので熱を掛けて完全硬化させないと「チヂレ」が発生するのでこのまま自然乾燥とかで研いだり塗ったりはしません。この辺が1液のサフェーサーとは違ってちょっと扱いが難しいですかね。と言うか私の世代だと1液サフェー(ラッカーサフェーサー)は殆ど使わないで育っているので、「わざわざ2液を使うのは面倒だ」という考えは無いんですよね。確かに少量の仕様でも毎回よく攪拌させた主剤と硬化剤を混ぜ、スプレーガンを用意して使い終わったらちゃんと洗ってなんて意外と時間は掛かりますからね。1液タイプで育っていると相当面倒な事なのかも知れません。

ちなみにこのサイズなら「部品全体にサフェーサー塗った方が楽なのでは?」と思いそうですが、実際その通りです(苦笑)。ただカバー中央の穴にゴムが嵌るので無用に膜厚が増えるのが嫌だったんですよね。本塗り時にはその部分も塗りますから多少の厚みは増すので、せめてサフェーサーは塗らないようにとしておきました。実は部分的に塗る方が作業は面倒なので(使うペーパーの番手とかマスキング作業とかスポットでサフェーサーを塗るとかです)、手を抜いている訳ではありませんのでご安心下さい。

他にも一緒にサフェーサー塗っている物があるので後ほど紹介しますね。さすがにこれ一個の為にサフェーサーを塗っていたら赤字になってしまいので(苦笑)。重複して出来る作業は並行してやる事でコスト下げているのです。