フラッグポール&GPSホルダー 下塗り

 flag7こちらもお待たせしました!本塗りと言う訳ではありませんが、取り敢えずは下塗りとなるキャンディーレッド&ブラックの塗装まで完了しておりますので御安心下さい。

御依頼頂いているフラッグポールは自転車のキャリアカーに立てる旗のポールとして使う物で、その用途から視認性向上の為にと言う事で今回は初の「反射塗料」での塗装を採用する事になりまいた。そちらは後日改めて塗装するという事で(STANDOXでは無いので別工程での塗装にします)、まずはいつも通りの塗装を行います。反射塗料は見た目は透明の単なるクリアーなのでその下には好きな色が塗れるのですが、黒のような暗い色だと効果が非常に弱いと言う事で今回は少しでも明るい色&キャリアカーの配色に合わせての「キャンディーレッド」で承ってます。

flag 良く見ると素材の状態が余りよくなかったのでペーパー削っておきました。右側が最初の状態で左側がそれを削った後です。見た目だけはそんなに酷く感じなかったのですが触ってみると結構ボコボコでして・・・。

flag1 フラッグポールと一緒にご依頼頂いているのがこちらのGPSホルダーで、こちらも本塗りと言う訳では無くまずは下塗りとなります。素地の表面が若干ザラザラとしているのでこのまま塗っても艶は出ませんが、かといってサフェーサーでは彫った文字が埋まってしまう&研げないので本塗りを二度行うような感じで艶を出すようにします。梨地の目が粗いと逆効果ですが(ひどく汚い仕上がりになります)、今回程の細目であれば硬化的です。前回ご依頼頂いたエアーホーンと同じですね。

flag2 フラッグポールは3本で1セットです。「挿した状態で塗れば一本分の費用で出来るのでは」なんて思いそうなところですが、こうやって作業工程を画像で見ればそれが難しいのは判りますよね(勿論このオーナー様からはそんな事は言われていません)。

flag3 今回御依頼頂いている色は「キャンディーレッド」で、こちらも単なる赤よりはこの方が目立つのでは、といった考えからです。塗り方は先日こちらでも紹介したゼンハイザーのマイクと同じで、まず最初に隠蔽力の高い細かいメタリックを、そしてその上に粒子が大きく輝きの強い粗めのメタリックを塗っています。そしてその上に透明なレッドを塗り重ねていきます。

flag4 キャンディーレッドが完了したら今度はジョイント部分に黒を塗ります。キャンディーレッドを自然乾燥で一時間くらい放置した後そこをマスキングし、黒を塗ったらマスキングを剝がします。

flag5 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。ただしこの後に反射塗料を塗るので、この塗膜が完全硬化したら再度足付け処理をしてもう一度塗装を行います。

flag6こちらは梨地だったGPSホルダーです。ザラザラだった素地の影響を受けてクリアーは艶が引けてしまいとても残念な仕上がりになっていますがこれは「下塗り」なので問題ありません。ただし今回の梨地は目が細かいのでこれでもまだマシな方で、もっと粗い梨地の場合は下手に艶を出してしまうと本当に見れない仕上がりになってしまいます。だとしたらそれを残したまま「艶消し」にした方が少ないコストでよく見えると思います。

それでは後日反射塗装を行いましたらまた改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!(エアーホーン固定具も無事到着しておりますので御安心下さい)。