BMWパニアケース 本塗り

bmw216 こちらもお待たせしました!BMWのパニアケースは無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

画像はサフェーサーを空研ぎしているところで、こういった平面的な形の物はエアーツール(ダブルアクションサンダー)を多用して作業効率を上げています。最初は#320→#400で、その後クッションパッドを使って#600で仕上げます。

bmw217ただ範囲が大きいとどうしても深いペーパー目を取り零している可能性もあるので、こういった場合はその後水研ぎ#600→#800で仕上げます。ここは手研ぎですが削るというよりは均すという作業なのでそんなに時間は掛かりません。ちなみにこの時期に外で水研ぎ作業は結構寒いですが、お湯を使うと手が荒れるので基本は水か、限りなく水に近いぬるま湯といった感じです。

bmw218 よく水気をきって裏側の養生を修正したら台に乗せて本塗り準備を行います。台と言っても一斗缶を三個積んだだけですが、フチの裏側まで塗る時はこれがまた丁度良いのでして・・・。

bmw219 この型のパニアケースはフチの裏側まで回り込んで塗る必用があって、ただ飛び出た金具の部分が結構邪魔なのでそこはタイトにマスキングし、スプレー時はノズルパターンを細くしてそれを避けながら狙い打っていきます。

bmw220塗色はBMW (MINI)の純正色「ライトホワイト」(カラーコード:B15)で、純正の仕様通りベースコート+クリアーコートの2コート仕上げです(って外車を塗っていればこれが普通ですけどね。外車は1コートソリッドの方が珍しいです)。

bmw221気温が低ければ当然塗料の乾燥も硬化も遅くなるのですが、希釈用のシンナーや硬化剤(とクリアー自体)はその時の気温によって使い分けるので、一年の内にいつの時期が一番塗装に適しているというものは基本的にありません(というか仕事でやっている以上それを無いようにするのが普通ですよね)。ああでも個人的な好き嫌いや得て不得手は当然ありますけどね。私的にはやはりクリアーの馴染みが良い冬が好きです(ただ一旦垂れると止まりませんが・・・)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週には出来上がる予定です。もう少々お待ち下さいませ!