BMW MINIエンブレム プレート作成

mini168お待たせしました!BMW MINIの純正エンブレムは作業着手しておりますのでご安心下さいませ。まずはフロントエンブレム中央にあるプレートの作成からですね。

こちらのプレートは表面が若干凸凹の形状になっていて、そのまま塗るとその形が残ってしまうので一旦平滑にしたいのですが、このプレートは超強力な接着剤で固定されているので外そうとすると上の画像のようにクシャクシャになってしまいます。注意して作業しないと土台を割ってしまうのでは・・・と思うくらいの固さで、勿論素手ではビクともしません。

mini169と言うことでこのプレートを新たに作る必要があるのですが、ここは平らな面では無く「緩やかな曲面形状」になっている為、単にプレートをカットして貼るだけでは再現が出来ませんから、対応方法としては似たような形状をした型(スプレーガンの蓋)を用意し、それに熱して柔らかくしたABS樹脂の板を押しつけて曲面を作り出します。なんちゃって真空成形みたいな感じですかね。

mini170 こんな感じで成形完了です。多少歪んでいますが端はカットして使わないですし、この後「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業もするので問題ありません。と言うかもう今回で3回目ですからね(まさかここまで需要があるとは・・・)。

mini171 フチを土台に合わせて削ったら最後に熱してもう少し形を合わせたらこんな感じで収ります。この後まだサフェーサーで微調整もあるのでとりあえずはここで一旦休憩です。メッキ素地用の下地処理も時間が掛かりますからね。

mini32こちらはリヤゲートに付くエンブレム兼オープナーで、以前紹介した画像なのですが今回作業前の撮影を忘れてしまったので参考として使わせて貰いますね。フロントエンブレム同様文字とフチが一段高くなっているのでこれを削って平滑にします。

mini172構造としてはプラスチックのベースにアルミカバーを被せた形になっていて、こちら邪魔をする付属品が無いのでガツンと#80→#120のダブルアクションサンダーで全ての段差を削り落としてしまいます。こちらも先ほど作成したABS曲面プレートと同様「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行って下地を作ります。

近日中に土台のメッキパーツの方の作業着手する予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!