BMW MINIメッキエンブレム 下準備

mini35 こちらもお待たせしております。BMW MINIの純正エンブレムバッジは作業進行しておりますので御安心下さいませ。

上の画像の右下にある大きい丸い方はリヤゲートのエンブレム兼オープナーのパーツで、元々MINIのロゴがありましたがサンダーで全部削り落としてあります。左奥の小さい方は、先日ABS板を加工して作ったボンネットバッジのエンブレム部分になる部品です。

mini36 リヤのオープナーの方はアルミ素材なのでウォッシュプライマーを塗布してから2液ウレタンサフェーサーを塗っています。

mini37ABS樹脂製の小さい方はプラスチックプライマーを塗ってから、同じく2液ウレタンサフェーサーを塗布しています。サフェーサーはプライマーも兼ねた「プラサフ」(=プライマー・サフェーサー)ですが、それ単体では弱い所もあるのでそれぞれ素材に適したプライマーが必要です(といってもわざわざウォッシュプライマーを塗る方が珍しいと思いますし、ABS樹脂は塗料との相性が良いのでこれもプライマーは塗らなくても実は大丈夫だと思うんですけどね)。

mini38問題なのは装飾クロムメッキが施されたパーツで、素材が金属であればサンドブラストを掛けてしまえば良いのですが、プラスチックにメッキが施されているパーツでそれをやると大変な事になります(勿論経験済みです)。

手っ取り早いのはエッチング液を使ってメッキを剥がしABS樹脂単体の状態にして塗る事なのですが、リヤ側の大きい方は裏のボルトが固定されている所の強度が落ちるので多分それはやってはマズイ気がします。メッキが施されている状態だと結構強度があるのですが、剥がしてしまうと保持している物が無くなって柔らかくなってしまうんですよね。以前試してみてちょっとビックリしました。

と言う事でこれらはメッキを残したまま塗料が塗れるように(十分密着するように)する方法で下地処理を行い、最終的には他の部品と同様2液ウレタンサフェーサーで仕上げています。見た目はどれも一緒ですが、やっている事はどれも全然違うんですよね。この辺も塗装の面白いところです。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!