VWリモコンキーカバー 色作製

vw2 フォルクスワーゲンのキーカバーは本塗りはまだなのですが、ちょっと手が空いたので先に色を作っておく事にしました。

vw3見本として一緒にお預かりしたPANTONEの色見本はやはりと言うか塗料顔料では出ないような発色をしていて(と言うか紙の白が透けてます)、もっと明るくしたいと思って白を入れるとみるみる色が濁る!と言うドツボに嵌まります。塗装屋さんなら判りますよね。

ちなみにこうなるとどうにもならないのですが(キャンディーカラーを入れると言う力技もありますが弊害もあるので)、私的にこういった場合には最後の味付けにマイクロチタンホワイトをよく使います。STANDOXだとMIX810、DUPONTだとAM3ですね。

これは通常ソリッドカラーに入れてはいけない原色ですが、当時ROVER MINIの「ポールスミスブラック」なる色にはこれを使わないと色が出なくて、その時に「使ってもOK」とデモマンからお墨付きを貰ってます。あの「青白い黒」を出すには、青を入れるのでは無くこの白を入れて出すんですよね。

ただしその性質から入れ過ぎると「表面は黄色く透かしが青い」といったフリップフロップ性が強く出るので、そうった点には注意が必要です。ちなみに入れた後のイメージとしては「ちょっと透明感のある白」みたいな効果が得られるような気がします(笑。でもここぞと言う時に何度も救われました)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!