ER34 RB25エンジンパーツ 本塗り

rb2532 先日下塗りを終えていたスカイラインER34のタペットカバーです。塗膜が完全硬化したのでまずはホースパイプ部分を黒く塗っておきます。

rb2533 と言うか特段ここを黒に塗る必要は無く本体部分と一緒に同色に塗ってしまっても構わないのですが(機能的には全く問題ありません)、全部が同色になると何かやっちゃった感があって余り好きでは無いんですよね。

rb2534 と言う訳で各部をマスキングしていよいよ本塗り開始です。

rb2536 途中からオイルキャップも合流しまして、ただあちらは表面にシボ模様~オイルマークが入っているのでそれはそのまま残すという事で足付け処理のみの下地処理となっています。ハジキシラズ(ウォッシュコンパウンド)でしっかり処理しておきました。

rb2537 そしてまずは最初のベースコート塗布です。今回は日産純正色の「ベイサイドブルー」(カラーコード:TV2)で、これは3コートキャンディー塗装となりますから最初にこのベースカラーを塗布します。スバルのWRブルーに似た感じでしょうか。

rb2538 そしてその上に塗るクリアーブルーです。3コートホワイトパールの時と同様、ベースクリアーに数パーセントのブルーを添加した、所謂「透明な青」です。

ちなみに今回はこれの上にさらにウレタンクリアーを塗る3コート仕様ですが、データによってはウレタンクリアーに直接青を入れる2コートキャンディーも出来ます(昔はその仕様で何度か塗りました)。

rb2539 そしてクリアーブルーの塗布が完了です。先ほどのベースカラーだけに比べると断然色に深みが出たのが判ると思います。表面が明るくて透かしが黒くなる(深みが出る)のがキャンディーカラーの特徴で、金属がこれに似た見え方をするので着色アルマイトっぽく見せる場合にはこのようなキャンディーカラーが有効です。

rb2540 その他のパーツも同様に塗ります。ちなみにプラグカバーはホワイトパールなのでそちらは別にして塗りますが、あちらはさらに赤いラインを入れる作業があるので改めて紹介したいと思います。

rb2541 そしてクリアーを塗布して本塗り完了です。さすがキャンディーカラーと言うか、アピール感はかなりあると思います。

rb2542 キャンディーカラーの場合は以前R129ベンツの時に紹介したようにハウスオブカラーなどを使ったりもしますが、青系に関しては純正の塗料(当店の場合はSTANDOX)でも透明度があるのでキャンディー塗装は比較的綺麗に仕上げられます。今回は日産純正色なのでそのデータに沿った色を使っています(オールSTANDOXと言う事です)。

rb2543タイミングベルトカバーなどについては成型自体が酷い凄いので仕上がった感じもデロデロとしてしまっていますが、実際にエンジンルームに装着されれば他の補機類と組み合わさって(主に黒色系パーツ)良い感じに纏まると思います。

これらのパーツは完全硬化すれば完成となりますが、プラグカバーの方はこれからがメイン(!)の作業となりますので、完成まではもう少し掛かるかと思います。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!