スバル樹脂製インマニ 結晶塗装 本塗り

subaru1こちらもお待たせしました!スバルの樹脂性インマニも無事本塗り完了しておりますが、途中工程を紹介していませんでしたので改めて作業内容をご案内しますね。

まずはサンドブラスト前に、傷を付けたく無い箇所にマスキングを行います。

subaru2平面の足付けはペーパーで掛ければ良いのですが、ここまで複雑な形になるとそれは難しいですし、かといってアルミと違ってリン酸は効きませんから、結晶塗装の場合の足付け処理はサンドブラストで行います。ちなみに普通の塗装でこれを行うと大変な事になるのでそれは行いません(表面が超毛羽立ちます)。

subaru3ペーパーでやると二時間以上掛かる作業ですが、ブラストであれば30分も掛からず可能です。

subaru4ただ面倒なのはマスキングで、最初に貼った物をそのまま使える訳では無いですから、一旦全部剥がし、綺麗に洗浄したら再度同じように貼り付けます。当然手間が増える分費用も高くなっています。せめてあのアルミブチルシールさえ無ければなのですが・・・。

imp7 こんな感じでマスキング完了です。

imp8造りもアルミ製品と違って、細かいところだとこんな風にマスキングしなければならないような箇所もあったりします。水抜き穴でしょうか。

imp9そして本塗り開始です。こちらは金属用のプライマーでは無くプラスチック用のプライマーの使用となります。

subaru9結晶塗装の赤を塗り、同じく140℃程度の熱を掛けて硬化させます。

色は先ほど紹介したアルミ製のインマニに比べると若干濃い赤になっています。

subaru10プラスチック製の部品の場合、熱を掛けると変形してしまう物もあるので全てが結晶塗装で対応出来る訳ではありません。以前AE86のタイミングベルトカバーに試しましたが見事に変形しまして、一応はその後新たに用意した部品で何とかなりましたが、その後対応は不可となっております。前例が無い物に関しては基本的にお受付しておりませんのでどうか御了承下さいませ。

 

subaru11着くと見えない裏側も綺麗に塗れていると思います。

それでこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!