オークリーサングラスフレーム塗装承ってます

oakley 先日到着しておりましたOAKLEYのフレームです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

oakley1 オークリーのフレームは両サイドにこの「O」のエンブレムが着いていて、長年これの構造が謎だったのですが前回ご依頼頂いたオークリーのオーナー様が自らフル分解を試みておりまして、ようやく構造が理解が出来ました。単に両面テープで着いているだけだったのです(苦)。

ただし無理に外そうとすると割れるか傷が付いてしまいますので少々コツが必要です。

oakley2 さらに難易度が高いのがこの蝶番で、通常のメガネであればネジを外せば良いのですが、オークリーは何と嵌め込みです。

これについても前回ご依頼頂いたオーナー様が挑戦して頂いていまして(ただしかなり傷だらけにはなっていましたが・・・)、その後の取り付けは私がやったのである程度構造は理解出来ていました。なので今回は初の分解を行っています(ただし一切の補償は無く、破損した時点で返却と言う形になります。分解自体はサービスですので御理解下さいませ)。

oakley3 と言う訳で、途中で何度か泣きそうになりましたが(笑)何とか分解出来ました。

色々と試してみましたが、どうやら新品のジコラヘラ(画像の白いヘラ)が3個あれば出来ると思います。ただしテコの原理を利用するのと、やはりと言うかフレームも無傷では済みません(故に一度手を出したら後戻りは出来ない感じです)。

oakley4 両サイドに貼ってある「O」のエンブレムは最初にヒートガン(強力なドライヤー)で暖めて両面テープの粘着力を弱め(熱くなると弱まります)、その後隙間から先が細いピンセットを使って剥がします。熱し過ぎるとフレームやこのエンブレムが変形してしまう事と、ピンセット自体で傷を付けてしまうのでその点だけ注意が必要です。

oakley5 フレームの分解で気をつけないといけないのはこの突起を潰してしまわない事で、これが駄目になると使用中に外れてしまうと思います。接合部はバネ式になっているので、隙間からヘラを差し込んで突起を沈めながらさらにヘラを挿して手前に引き出すようにし、そこでツルを畳むとテコで出っ張りの片側だけ外れてくれるので、そこからさらに反対側にヘラを差し込んで引き抜く!といった感じです(意味が判らないと思いますが後で私が参考にする為のメモみたいな感じです)。

oakley8ご依頼頂いた色はBMW MINIの純正色「TRUE BLUE」(カラーコード:B17)で、こちらはオーナー様が所有する車とお揃いになります。あれ、これってどこかで・・・と思ったら、以前の案件でチタン製のメガネフレームをBMWのボディカラーで塗った事がありまして、ただその時は愛車のボディーカラーでは無く当時憧れだったカラーだったんですよね。

尚、今回の仕上げは「艶消し」となります。

oakley7また今回はフロントにある「OAKLEY」のロゴをシルバーで承っています。流石にこのサイズを塗装では難しいですから今回はデカールでの対応となります。

また両サイドの「O」のエンブレムもシルバーで承っておりまして、そちらの色は「MIX818」となりますから、これらは以前行ったBMWパニアケースのカーボンエンブレムの塗装と同じパターンとなります。参考までに画像を紹介しますね。

bmw83こちらの「PRO_Fit」ロゴはMIX818なるSTANDOXの原色シルバーでの塗装で、その下にある「Creative Paint Shop」はドライプリンター印刷によるデカールになっています。今までやって来た事が段々と実用出来るようになって来ました。ようやくです(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!